この記事では、「スピリッツ」や「サンデー」の漫画が無料で読めるアプリ「マンガワン」について、詳しく紹介します。
「マンガワン」以外の漫画アプリについては、こちらの記事をどうぞ。
マンガワンとは?
「マンガワン」は、小学館のWEBマンガサイト「裏サンデー」の編集部が運営している漫画アプリ。
「スピリッツ」や「サンデー」の作品の一部や「裏サンデー」のオリジナル作品全てを、無料で読むことができます。
常時100作品以上が公開されており、漫画アプリの中では充実したラインナップとなっています。
無料で漫画が読める仕組みは?
「マンガワン」では、「ライフ」と「SPライフ」を使って、無料で漫画読める仕組みになっています。
ライフとは?
「ライフ」とは、アプリ内で無料で貰えるポイントのことです。
1ライフを使用して、1話分の漫画を読むことができます。
毎日、午前9時と午後9時に各4ライフが貰えるので、一日8話分の漫画が無料で読めることになります。
ちなみに2017年までは、iPhoneでは一日に8ライフが貰えるシステム、Androidスマホでは一日に20分間漫画が読める時間が貰えるシステムでしたが、2018年になり、一日に8ライフが貰えるシステムに一本化されました。
Androidスマホで漫画をじっくり読みたいという人には、嬉しいシステムの一本化ですね。
SPライフとは?
「SPライフ」とは、一日一回短いCM動画を見たり、アプリ内から特定のサービスに加入したりすると貰えるポイントのことです。
「ライフ」は最大4ライフまでしか貯めることができませんが、「SPライフ」は上限なく貯めることが可能になっています。
後述しますが「SPライフ」を貯めておくことで、すでに連載が終了してしまった漫画の全巻イッキ読みが期間限定で公開されたときに、まとめて読むことができます。
チケットとは?
「マンガワン」では、「ライフ」と「SPライフ」以外にも「チケット」を使用して漫画を読むことができます。
「チケット」は、「ライフ」や「SPライフ」とは違い、課金することで手に入れることができます。
「ライフ」と「SPライフ」が基本的に無料で貰えるのに対して、「チケット」は有料で購入するということです。
有料である分、「チケット」には漫画を読める以外に、応援している漫画に10票分の投票ができる(無料では1日に2回、2票分しか投票できない)、アプリ限定のマンガやイラストが見られるという「ちょい足し」機能を利用できるなどの特典を使うことができます。
「チケット」は、ショップから購入できるようになっています。
ショップで販売されている「チケット」の値段を表にすると、
チケットの枚数 | 値段 | おまけ |
6枚セット | 120円 | なし |
24枚セット | 480円 | SPライフを2個プレゼント |
42枚セット | 840円 | SPライフを5個プレゼント |
100枚セット | 2000円 | SPライフを15個プレゼント |
190枚セット | 3800円 | SPライフを30個プレゼント |
250枚セット | 5000円 | SPライフを45個プレゼント |
490枚セット | 9800円 | SPライフを90個プレゼント |
となっています。
例として、「マンガワン」でも公開されている人気漫画「闇金ウシジマくん」のコミックス1巻(7話収録されている)が、545円で販売されています。
545円÷7話で、だいたい1話=77円くらいですね。
上記のように「チケット」の値段は、コミックスを買うのに比べてかなりお得な値段設定となっています。
コミックスの場合は一度購入すれば、後から何度でも読み返せるという利点もあるので、一概に比べることも難しいですが。(アプリの場合は、当然ながら掲載が終了してしまうと読み返すことができなくなります)
全巻イッキ読みとは?
「マンガワン」には、すでに完結した漫画が「全巻イッキ読み」できるコンテンツが用意されています。
「マンガワン」では、少数ながら「神のみぞ知るセカイ」のように完結した作品も常時公開されていますが、ほとんどの作品が連載終了と同時にアプリでは読めなくなってしまいます。
「全巻イッキ読み」では、こういった連載終了と同時に読めなくなった作品や過去に小学館の漫画雑誌で完結してしまった作品を復活させる形でまとめ読みができるようになっています。
「全巻イッキ読み」には、常時公開されているものと期間限定で公開されてものの2つがあります。
期間限定で公開されている場合、前述した通り、「SPライフ」を貯めておいて期間内にまとめ読みする方法がおすすめです。
「全巻イッキ読み」というフレーズなので、「ライフ」や「SPライフ」、「チケット」を使わずに無料で漫画を読めると勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、「全巻イッキ読み」のコーナーに用意してある漫画も「ライフ」や「SPライフ」、「チケット」を使わなければ読むことはできません。
読みたい漫画が「全巻イッキ読み」で復活した場合に備えて、普段から「SPライフ」を貯めておくのが良さそうです。
マンガワンで読めるおすすめの人気漫画は?
「マンガワン」では、多くの人気漫画が読めるので、ここではその一部を紹介します。
※この記事で紹介しているアプリ内の漫画については、配信期間が終了している場合があるのでご了承ください。
闇金ウシジマくん
[amazonjs asin=”4091873413″ locale=”JP” title=”闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)”]テレビドラマ化や映画化された人気の犯罪漫画。
「10日で5割」、「一日で3割」といった非合法の闇金業を営む丑嶋馨(うしじまかおる)が主人公。
主人公の丑嶋の視点のみならず、闇金に金を借りるまでに転落してしまった客側の視点でも描かれています。
良い悪いは別として、なぜ闇金に金を借りるまで切羽詰まってしまったのか?という人それぞれの事情が細かく描かれており、読んでいて色々と考えさせられる作品となっています。
アンダーグラウンド系の漫画には作者の想像上のものが多い中、この漫画では多くの取材協力者がおり、リアルなストーリーが売りとなっています。
また漫画で描かれる内容についても闇金にとどまらず、幅広くアンダーグラウンドな世界が描かれているのが特徴です。
職場でのパワハラやブラック企業など普通の人でも他人事とは思えない出来事から、実際にあった悲惨な事件や有名人が関与した事件などをモデルとしたストーリーが幅広く描かれています。
悲惨な話は好きじゃないといった人にはおすすめできませんが、アンダーグラウンド系の漫画が好きという人には、かなりおすすめの作品です。
土竜の唄
[amazonjs asin=”4091510264″ locale=”JP” title=”土竜(モグラ)の唄 1 (ヤングサンデーコミックス)”]こちらも映画化された人気漫画。
警察官が、ターゲットを逮捕するため、巨大な犯罪組織に潜入捜査官(モグラ)として潜入するストーリー。
頭は悪いが、強い正義感と根性を持つ警察の問題児菊川玲二(きくかわれいじ)が主人公。
頭は悪いけど、正義感と根性があってと漫画でよくあるパターンの主人公ですが、ストーリーがハチャメチャなため、ここらへんはあんまり気にしなくても大丈夫な感じです。
青年向けの漫画だと、ある程度リアリティを重視してくる作品が多いのですが、この作品ではほとんどが作者の想像上のものとなっていて、登場するキャラたちはかなり個性的なキャラが多くなっています。(さすがにリアルではこんな奴はいないだろう・・・という変なキャラが数多く登場します)
特にキャラが立っているのが、成り行き上、主人公の菊川と兄弟分になったクレイジーパピオンこと日浦匡也(ひうら まさや)。
やることなすこと無茶苦茶な性格の反面、仲間想いのやさしい面も持ち合わせるなど、なかなか魅力的なキャラクターとなっており、ある意味主人公の菊川よりも良い味を出しています。(日浦については、彼が主人公を務めるスピンオフ作品「土竜の唄外伝 狂蝶の舞」が連載されています)
ストーリーについては、シリアスな潜入捜査官(モグラ)としての部分は少なく、笑いやお色気、ド派手なバトルシーンなどあまり深く考えずに楽しめるものになっています。
絵のタッチは人を選ぶかもしれませんが、とにかく楽しい漫画が読みたいという人におすすめです。
アイアムアヒーロー
[amazonjs asin=”409182580X” locale=”JP” title=”アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)”]この作品も映画化された人気漫画。
アメリカで大ヒットしたドラマ「ウォーキングデッド」の状態をそのまま日本に持ってきた感じのストーリー。
謎のパンデミックが起こり、普通の日常生活から大量のゾンビが徘徊する極限状態の世界が描かれています。
売れない漫画家で、周囲の人間からすると理解しがたい奇妙な妄想癖を持つ鈴木英雄が主人公。(モデルは作者自身らしいです)
主人公の趣味がクレー射撃で、散弾銃を所持しているなど、ちょっと都合が良すぎないか?という点はあるものの、主人公の視点を通して普通の日常生活から、パニックに陥る状態までが丁寧に描写されています。
良い意味で「ウォーキングデッド」の影響を受けている感じで、ゾンビの恐怖のみならず、少数の生き残った人間たちによる集団内の人間関係などはなかなか興味深い感じです。
力関係により上下の関係が築かれていく集団、積極的にゾンビとは何なのか?を解明し必死に生き残ろうとする集団、一人のカリスマが君臨する宗教団体のような集団など、日本で「ウォーキングデッド」状態が起こったら、ほんとにこういう集団ができあがりそうな印象。
スローな展開で始まった序盤から急展開する中盤までは、謎が謎を呼び、早く次が読みたい!!といった感じになります。
残念な点は、終盤はダレたまま、謎が謎のままで作品が完結してしまったこと。
なかなかの良作だったのに、最後はうまくまとめて欲しかった・・・。
サバイバル系やパニック系の漫画が好きな人におすすめです。
出会って5秒でバトル
[amazonjs asin=”409127028X” locale=”JP” title=”出会って5秒でバトル 1 (裏少年サンデーコミックス)”]「出会って5秒でバトル」は、いきなり主人公が「能力」と呼ばれる不思議な力を与えられ、能力者同士で戦わされるストーリー。
最近、こういう作者の創作した世界観へ飛ばす漫画が多い感じですね。
成績優秀で、難易度の高いオンラインゲームを攻略するのが得意な白柳啓(しろやなぎあきら)が主人公。
頭の良い主人公が登場するだけあって、バトルものながらも頭脳戦の要素が多くなっています。
この作品を面白くしてくれるのが、主人公に与えられた能力。
使い方によっては最強にも最弱にもなる非常にユニークなものになっており、頭脳明晰な主人公がこの能力を使い、強敵とのバトルを制していきます。
「カイジ」とか「ライヤーゲーム」みたいな、頭脳系バトルものが好きな人におすすめです。
からかい上手の(元)高木さん
[amazonjs asin=”4091280706″ locale=”JP” title=”からかい上手の(元)高木さん 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)”]アニメ化された人気漫画「からかい上手の高木さん」のスピンオフ作品。
「からかい上手の高木さん」から十数年後が描かれており、結婚して姓が変わった(元)高木さんとその娘ちーちゃんとのやりとりがメインのほのぼの漫画。
たまにお父さんの西片(中学校の先生になっている)も登場します。
「からかい上手の高木さん」とは作者が違うため、作風は若干違いがありますが、ほんわかした感じは受け継がれている感じです。
やや家庭的な感じになっていて、「ちびまる子ちゃん」みたいな漫画が好きな人に、ぜひおすすめの作品です。
お~い!竜馬
[amazonjs asin=”B00BEPDWZ0″ locale=”JP” title=”お~い!竜馬(1) (ヤングサンデーコミックス)”]「お~い!竜馬」は、幕末の志士坂本竜馬の生涯を新しい解釈で描いた作品。
坂本竜馬好きで有名な俳優の武田鉄矢が原作。(作画は小山ゆう)
少年時代の竜馬がいじめを受け、さらには勉強も苦手で塾から追放されるなど、何をやってもダメな人間から、少しずつ人間として成長していく、リアルな坂本竜馬像が描かれています。
さらには漫画らしく、史実にない竜馬の海外渡航などがまるで実際にあった話のように取り入れられており、今までの坂本竜馬の物語から一線を画した出来となっています。(漫画ということで、あえて多くのフィクションを取り入れているようです)
坂本竜馬っていう幕末の人物が人気あるみたいだけど、どんな人物だったのだろうか?という人は、この作品を一度読んでみることをおすすめします。
めぞん一刻
[amazonjs asin=”4091812651″ locale=”JP” title=”めぞん一刻 1 (ビッグコミックス)”]「犬夜叉」や「境界のRINNE」で有名な高橋留美子先生の初期の頃の作品。
東京の何処かにあるオンボロアパート「一刻館」を舞台にしたラブコメディ。(タイトルの「めぞん」は、フランス語で建物や家の意味)
冴えない(自分でそう言っている)上に、妄想癖があるかなり個性的な五代裕作(ごだいゆうさく)が主人公。
序盤は「一刻館」の住人たちや五代の友人たちとのコメディがメインですが、中盤以降は「一刻館」の管理人である音無響子と主人公の五代裕作、恋敵の三鷹さんなどを絡めたラブコメ色が強くなっていきます。
今時の恋愛漫画と違って、終始肩の力の抜けたラブコメとなっていますが、ストーリーがよくできており、何度も読み返せるなかなかの名作となっています。
1980年代が舞台になっており、懐かしい雰囲気が味わいたな~というときに最適な作品です。
神のみぞ知るセカイ
[amazonjs asin=”4091214304″ locale=”JP” title=”神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)”]「神のみぞ知るセカイ」はギャルゲー好きの主人公が、とある事情により次々と違う女性を口説き落としていく異色のラブコメディ。(口説き落とすとはいっても、少年向けの漫画なので、その辺りはかなりライトに描かれています)
主人公の桂木桂馬は、ネット上では「落とし神」と呼ばれるギャルゲー攻略の天才。
好きなものはギャルゲー、リアルはクソゲーというかなり偏った考え方の持ち主ながら、少年向け漫画の主人公としては珍しく、合理主義者で常に自分で考え、常に自分で行動していく積極的なタイプ。
少年向けのラブコメ漫画の多くは、主人公が内向的な性格で、ヒロインや周りの女性たちが勝手に好きになっていくというパターンが多くなっていますが、この作品は逆で、主人公はあらゆる手段を使って、必死にヒロインや周りの女性たちの心を掴もうとします。
まあ、主人公がかなり偏った考え方でキャラが立っている反面、登場する女性キャラたちはやや印象が薄い感じもするので、本格的な恋愛漫画を読みたい人には、あまりおすすめではありません。
ある程度気軽な感じで、ラブコメ漫画を楽しみたいという人におすすめな感じです。
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