Twitter社は、2018年2月21日に複数アカウントによる同じツイートなどを禁止することを発表しました。
この記事では、Twitter社の発表した複数アカウントによる禁止行為の詳細について簡単にまとめてみました。
Twitter社が発表した複数アカウントによる禁止行為の詳細は?
Twitter社のアプリ開発者向け公式ブログによると、複数アカウントによる禁止行為は、
- 複数アカウントを使って、同じツイートをすること。同じツイートは、同時であっても時間をずらしてもダメ。
- 特定のアカウントに対して、複数のアカウントで「いいね」やRT(リツイート)、フォローすること。
など、上記の2つの行為。
今までも過剰なフォロ爆行為などは、アカウントの凍結対象となることがありましたが、今後は完全に規制されるようです。
複数アカウントによる禁止行為が強化された理由は?
- Twitterをスパム行為から守り、安全に使えるようにすること。
- 最も一般的なスパム行為は、複数のアカウントと特殊なツールを利用して、特定のアカウントやツイートを人為的に増幅、膨張させる行為であること。
- こういったスパム行為などから、米国および世界の選挙などを含むTwitterで行われている重要な会話を守るため。
などが複数アカウントによる禁止行為の強化理由に挙げられています。
最近では、世界各国で選挙のたびにフェイクニュース云々が議論されています。
Twitter社としては、できるだけ公平なサービスを提供したいといった感じでしょうか?
今後も一人で複数アカウントを持つことはOK
Twitter社のアプリ開発者向け公式ブログをよく読んでみると、禁止されるのはあくまで、
- 複数アカウントを使って、同じツイートをすること。同時であっても時間をずらしてもダメ。
- 特定のアカウントに対して、複数のアカウントで「いいね」やRT(リツイート)、フォローすること。
の2点であり、一人のユーザーが複数アカウントを持つことはこれまで通りOKのようです。
本アカウントの他に、同じ趣味同士のユーザーで交流する裏アカウントなどを持っているなどという場合はOKです。
もちろん一人のユーザーが大量のアカウントを取得してフォロ爆などの行為をすれば、これまで通りアカウントが凍結される可能性があります。
複数アカウントについては、あくまで常識の範囲内で利用するようにしてください。
災害や緊急事態についての公的な通知は例外扱い
複数アカウントを使って、同じツイート、「いいね」、RT(リツイート)することは基本的に禁止になりますが、災害や緊急事態についての公的な通知は例外扱いになるようです。
Today, we’re clarifying our rules on automation using multiple accounts, as well as removing any possible ambiguity created by our own implementations. Please read, and note the March 23, 2018 deadline.https://t.co/DDznLRjGvQ
— Twitter API (@TwitterAPI) 2018年2月21日
災害や緊急事態についての公的な通知は、複数アカウントでRT(リツイート)しても大丈夫なようです。
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