(注)こちらの記事は2018年3月に書かれたものであり、記事内で利用されているLINEモバイルは、2021年3月をもってサービスの新規申込を終了しました。
AndroidスマホをパソコンにミラーリングするのにVysorを使っていたのですが、格安SIMのSIMフリースマホに機種変更した後、Vysorを使ってもパソコンにミラーリングできなくなりました。
この記事では、格安SIMでSIMフリースマホに機種変更したら、Vysorが使えなくなった件についてまとめてみました。
もくじ
格安SIMのLINEモバイルに切り替える
元々はNTTドコモを使っていたのですが、スマホの料金を考えたら格安SIMの方がお得だと思い、携帯電話番号ポータビリティー(MNP)の手続きを行いました。
選んだ格安SIMはLINEモバイルです。
選んだ基準は、料金の安さとSNSを利用する際に年齢確認ができることの2点です。
LINEモバイルの料金は以下の通り。(2021年2月現在)
容量 | データSIM | 音声通話SIM |
3GB | 月額1,110円 | 月額1,690円 |
5GB | 月額1,640円 | 月額2,220円 |
7GB | 月額2,300円 | 月額2,880円 |
10GB | 月額2,640円 | 月額3,220円 |
個人的には、自宅ではWi-Fiを使っているので、さほどデータ通信量は必要ないため、データ通信量3GBの音声通話SIM(データ通信+SMS+音声通話)を選びました。
最近の格安SIMはどこも安いので、LINEモバイルが特段安いという訳ではありませんが、まあまあの値段設定ではないでしょうか。
また、料金の安さよりも個人的に重視したのが、格安SIMであっても年齢確認ができる点です。
LINEなどは年齢確認を行い18歳以上であることを証明しないと、ID検索が使えず、かなり不便です。
LINEモバイルでは、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアと同様に年齢確認ができるようになっています。
SIMフリースマホに機種変更
LINEモバイルに切り替えると同時に、使っているスマホも機種変更をしました。
元々は、Xperia X Performanceを使っていましたが、VAIO Phone A(なんと端末の代金が税込みで21600円という安さでした!!)に機種変更しました。

VAIO Phone Aは、スペック的にはXperia X Performanceより落ちるんですが、使ってみると意外と使いやすい感じでした。

YouTubeで動画などを見ても、かなり快適です。
よく格安SIMはネットの通信速度が遅いと言われますが、個人的にはネットの通信速度が遅いと感じる機会はありませんでした。
ここまでは、格安SIMに切り替えて正解だったなと思っていました。
Vysorを使ってもスマホの画面をパソコンにミラーリングできない
格安SIMに切り替えて正解だったと思っていたんですが、Vysorを使ってスマホの画面をパソコンにミラーリングしようとしたところ、何度やってもミラーリングできないことに気付きました。
Vysorを使えば、USBケーブルでスマホとパソコンを繋ぐと自動的にミラーリングできるようになっています。
Vysorの使い方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
Vysorの設定は簡単なので、何度も確認し直してみたのですが、どうもうまくいきません。
どうやら、パソコン側のGoogleChromeの拡張アプリであるVysorが、スマホを全く認識してくれないようです。
今まではきちんとXperia X Performanceを認識してくれたのですが、なぜかVAIO Phone Aは認識されず・・・
色々試してみるも・・・
スマホに何らかの不具合があるのかと思い、再起動してみたりしましたが改善されず。

仕方がないので、Android OSを最新のバージョンにアップデートしようとしてみたところ、(VAIO Phone A購入時のAndroid OSはバージョン6.0.1で、2018年3月時点のAndroid OSの最新バージョンは8.0です)

最新バージョンにアップデートできず。
LINEモバイルにこの点を問い合わせしてみたところ、VAIO Phone Aは内蔵 (ROM)が16GBしかないため、容量の大きいAndroid OSを最新のバージョンにあえてアップデートできないようになっているとのこと。
どうも格安SIMのスマホには、スペックなどの問題でAndroid OSを最新のバージョンにアップデートできないなど一部制限が加えられている機種があるようです。
推測ですが、一部制限が加えられるなどカスタマイズされたために、きちんと純正のAndroidスマホとしてVysorが認識しないのではないかと思われます。
カスタマイズされた一部のAndroidスマホではVysorが使えない
色々試行錯誤してみましたが、カスタマイズされた一部のAndroidスマホでは、Vysorが使えないようです。
残念ですが、仕方ない感じです。
Vysorが使えない場合の対策は?
Vysorが使えない場合は、Vysorと同じく無料でスマホの画面をパソコンにミラーリングできるAirMoreがおすすめです。
AirMoreの設定や使い方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
AirMoreはスマホにアプリをインストールして、同じWi-Fiネットワークでパソコンに繋げる仕組みになっています。
基本的にスマホにアプリをインストールできれば、どのスマホの画面でもパソコンにミラーリングできるようになっています。(iPhoneのミラーリングのみ有料)

ちなみに、カスタマイズされたVAIO Phone Aの画面もきちんとパソコンにミラーリングできました。
Vysorが使えない・・・という場合は、ぜひAirMoreを試してみてください。
関連記事
- Windows版アプリ「Vysor」の使い方【2020年リリース】
- スマホの画面をPCにミラーリングできるおすすめアプリ3選
- 【LonelyScreen】iPhoneの画面をPCにミラーリングする方法
ガジェットをこよなく愛するフリーランスのエンジニア。できるだけわかりやすく、かんたんに解説するようにしています。