クレジットカード情報をフィッシングサイトに入力してしまった場合の対処法




この記事では、クレジットカード情報を誤ってフィッシングサイトに入力してしまった場合の対処法について詳しく解説します。

フィッシングサイトとは?

フィッシングサイトとは、ネットの利用者を騙して個人情報を盗もうとする悪質なサイトのことです。

フィッシングサイトはあらゆる手段で、ネットの利用者から個人情報を抜き取ろうとします。

クレジットカード会社や金融機関になりすまし、偽の電子メールを送りつけたりして、フィッシングサイトに誘導する手口が有名です。

手口はどんどん巧妙化していき、最近ではスマートフォンからネットを見ている利用者に高額の賞品が当選したと嘘の当選画面をいきなり表示させ、フィッシングサイトへ誘導する手口などが多くなっています。

偽の当選画面2

おめでとうございます!

Googleをお使いのあなた!本日の無料iPhone X、iPad Air 2、Samsung Galaxy S6のいずれかの当選者に選ばれました。

OKをクリックして景品をお受け取りください。そうしない限り別のユーザーに当選権が移行します!

閉じる

偽の当選画面3

Googleユーザーのあなた、おめでとうございます!(1)件のGoogleギフトが当選しました。

毎週日曜日幸運な10名のユーザーが1日に一度無作為に選ばれ、スポンサーからのギフトが進呈されます。これは当社製品やサービスに対するご愛顧への感謝の印です。

iPhone X、iPad Air 2、Samsung Galaxy S6の中からお選びください。賞品を受け取るには次の3つの質問にお答えください。

注意:10名の無作為に選ばれたユーザーがこの招待状を受け取っており、賞品は限られた数のみとなっております。

他の幸運なユーザーに賞品を受け取る権利が移行するまで〇分〇秒です!幸運をお祈りします!

上記のような内容で有名な企業の名を騙り、高額な賞品が当選したと嘘の当選画面から個人情報を抜き取る画面へ誘導するパターンが多くなっています。

偽の当選画面11

誤って、個人情報(特にクレジットカード情報)を入力してしまった場合は、悪用されないようにすぐに対策しなければなりません。

クレジットカード情報を誤って入力してしまった場合の対処法は?

フィッシング対策協議会では、フィッシングサイトに誤ってクレジットカードなどの個人情報を入力してしまった場合の対処法として、

  • 情報を詐取された疑いを持ったサービスを提供している事業者(クレジットカード会社など)に、フィッシング詐欺被害があることを伝え、指示によっては暗証番号の変更やカードの再発行、ショッピングサイトやプロバイダのIDおよびパスワードの変更を行う。
  • 金銭的な被害など、実質的な被害が確認された場合には、被害者の居住する地区の都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口へ連絡する。

などの対策を推奨しています。

クレジットカード情報を誤ってフィッシングサイトへ入力してしまった・・・と気づいたら、すぐにクレジットカード会社へ相談し、クレジットカード会社の指示に従って暗証番号の変更やクレジットカードの再発行を行うなどの対策を行ってください。

面倒だからだとか、時間がないなどの理由でクレジットカード会社へ報告するのを後回しにしてしまうと、クレジットカードを不正利用されてしまうなどの被害に遭う確率が高くなってしまいます。

気が付いた時点で、すぐに対応するべきです。

またクレジットカードが不正利用されるなどの被害に遭ってしまい、フィッシング詐欺だと気付いた場合は、クレジットカード会社だけでなく、警察のサイバー犯罪相談窓口へ連絡しください。

クレジットカードの不正利用など、実際に金銭的な被害に遭った場合には、クレジットカード会社だけでは対応できません。

クレジットカード会社だけに任せるのではなく、被害者であるあなたが直接、警察のサイバー犯罪相談窓口へ被害に遭ったことを連絡しましょう。

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参考

 

この記事を書いた人
筑波 遼(つくば りょう)

ガジェットをこよなく愛するフリーランスのエンジニア。できるだけわかりやすく、かんたんに解説するようにしています。

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筑波 遼(つくば りょう)
当ブログ(かんたんブログ)の運営者でAndroidスマホの愛好家。Androidスマホの使い方に困っている人のため、何とか役に立ちたいと記事を書いています。著書『Twitterの次のSNS 「Mastodon」入門』が工学社から発売中。