FXやCFDを提供しているDMM.com証券が、国内株式のオンラインサービス「DMM株」をスタートすることを発表しました。(サービス開始は2018年4月4日から)
この記事では、DMM.com証券の「DMM株」とはどんなサービスなのか?手数料や売買ツールなどについて詳しく解説します。
もくじ
DMM.com証券とは?
DMM.com証券とは、DMM.comグループの証券部門を担当している会社です。
元々は、シグマ・ゲイン (旧:中川無線電機) の子会社でしたが、2009年6月29日にDMM.comグループに対する第三者割当増資を行い、DMM.comグループの一員になりました。
2018年3月現在、FX、CFD、競走馬対象の投資ファンド「DMMバヌーシー」(一口馬主)などのサービスを提供しています。
DMM.com証券の「DMM株」とは?
DMM.com証券の「DMM株」とは、日本国内の株式取引を行えるオンラインサービスです。
2018年3月時点では、正式な発表はありませんが、DMM.comグループ会長・亀山敬司氏がTwitterで夏以降に外国株の取引を行うことを宣言しています。
DMM株もしちゃうよー!
夏には外国株も扱うから、口座作ってね。 https://t.co/N85YSWtb4k— DMM会長 亀山敬司 (@kameyama66) 2018年3月11日
有言実行を絵に書いたような亀山敬司氏のツイートだけに、外国株の取り扱いはほぼ100%確実かと思われます。
現物取引の手数料は?
「DMM株」の魅力を紹介するページでは、業界最安値水準と謳っています。
実際に現物取引の手数料を見てみると、GMOクリック証券やSBI証券よりもさらに安い手数料に設定されています。
約定代金 | DMM株 | GMOクリック証券 | SBI証券 |
5万円 | 54円 | 95円 | 54円 |
10万円 | 86円 | 95円 | 97円 |
20万円 | 104円 | 105円 | 113円 |
30万円 | 194円 | 260円 | 270円 |
50万円 | 194円 | 260円 | 270円 |
100万円 | 367円 | 470円 | 525円 |
200万円 | 648円 | 900円 | 994円 |
300万円 | 648円 | 900円 | 994円 |
400万円 | 864円 | 900円 | 994円 |
500万円 | 864円 | 900円 | 994円 |
750万円 | 864円 | 900円 | 994円 |
1000万円 | 864円 | 900円 | 994円 |
上記の表は消費税8%込みの手数料です。
業界最安値水準と謳っているだけあって、全ての価格帯でかなり割安に設定されています。
信用取引の手数料は?
信用取引の手数料も、GMOクリック証券やSBI証券よりもさらに安く設定されています。
約定代金 | DMM株 | GMOクリック証券 | SBI証券 |
10万円 | 86円 | 96円 | 97円 |
20万円 | 86円 | 140円 | 145円 |
30万円 | 86円 | 183円 | 194円 |
50万円 | 86円 | 183円 | 194円 |
100万円 | 86円 | 259円 | 378円 |
200万円 | 86円 | 259円 | 378円 |
300万円 | 86円 | 259円 | 378円 |
400万円 | 0円 | 259円 | 378円 |
500万円 | 0円 | 259円 | 378円 |
1000万円 | 0円 | 259円 | 378円 |
上記の表も消費税8%込みの手数料です。
特筆すべきは、400万円以上の信用取引が無料になる点です。
もちろん無料と言っても信用取引なので、買いの金利と売りの貸株料率のコストはかかります。
買いの金利は2、5%、売りの貸株料率は1、1%となっています。
GMOクリック証券が買いの金利を2、75%、売りの貸株料率を1,1%、SBI証券が買いの金利を2、8%、売りの貸株料率を1、15%と設定していることを考慮するとかなり割安の手数料であることがわかります。
デイトレードやスイングトレードを多用する人にとっては、かなりお得な手数料なんじゃないでしょうか。
大口優遇のVIPコースとは?
DMM株は、信用取引の手数料がかなり安く設定されていますが、さらに優遇を受けられる大口向けのVIPサービスも用意されています。
VIPコースが適応されるのは、
- 一日の新規約定代金もしくは信用建玉が5000万円以上→翌営業日にVIPコースが適用される
- 一か月の新規約定代金もしくは信用建玉が5億円以上→翌月にVIPコースが適用される
となります。
VIPコースが適用されると、約定代金にかかわらず信用取引の手数料が全て無料になります。
また、買いの金利も2、1%から1、9%にディスカウントされます。
大きな資金を動かしている投資家にとっては、かなり魅力的なコースです。
どんな売買ツールが使えるのか?
DMM株では、スマホ向けとパソコン向けに売買ツールが用意されています。
DMM株スマホアプリ
DMM株スマホアプリは、一つのアプリで初心者向けの「かんたんモード」と経験者向けの「ノーマルモード」を選ぶことができます。

「かんたんモード」は、わかりやすさを追求したモードです。

「ノーマルモード」は豊富な機能が使えるようになっています。
PC版取引ツール
パソコン向けの売買ツールは、使いやすいブラウザ版と高機能のインストール版が用意されています。

ブラウザ版は、使いやすさにこだわっており、操作性抜群です。

インストール版は、取引に特化した機能を追求しています。
多彩な注文方法を搭載し、取引スタイルに合わせて画面のカスタマイズも可能となっています。
取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まる特典あり
DMM株で株式取引を行うと、売買手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まるようになっています。
DMM株ポイントは、1000ポイント以上貯まった場合は、1ポイント=1円で交換することができるようになります。
交換したお金は、DMM株の口座に入金されるようになっています。
お得な事前登録キャンペーンとは?
DMM株はすでに述べた通り、2018年4月4日にスタートします。
DMM株では、2018年4月3日までに口座を解説したユーザー向けにお得なキャンペーンを実施しています。(いわゆる事前登録ですね)
キャンペーンの内容は、2018年4月3日までに口座を解説したユーザーには、なんと4か月間も売買手数料が無料になるというかなりの大盤振る舞い。(具体的には2018年7月末まで売買手数料が無料になる)
デイトレードやスイングトレードなどを多用するトレーダーにとっては、かなり魅力的なキャンペーンですね。
また2018年4月30日までに口座開設を完了したユーザーを対象に、抽選で50名に2000円がキャッシュバックされるキャンペーンも行われます。
かなりお得なキャンペーンなので、興味のある方はぜひ事前登録することをおすすめします。