スマホを保護してくれるスマホケースには、手帳型、ケース型、バンパー型の3つがあります。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、この記事では、手帳型のスマホケースを使う場合のメリットとデメリットを比較してみます。
手帳型スマホケースとは?
手帳型スマホケースとは、その名の通り、手帳のような形をしたスマホケースです。

上記のように、スマホの背面だけでなく、手帳のように閉じることによって、スマホの前面もカバーしてくれます。
手帳型スマホケースは人気が高く、様々なデザインや素材の物が販売されいます。
手帳のように閉じる形でスマホの前面と背面をカバーしてくれる物は、だいたい手帳型スマホケースと分類して差し支えないでしょう。
ただし、手帳型スマホケースについては、使い勝手が良いという意見とデメリットを考えると使うべきじゃないという意見があります。
この点については、様々な場面を想定し、メリットとデメリットを比較してみます。
スマホを誤って落としてしまった場合は?
スマホを使っていて、おそらく一番困るのが、誤ってスマホを落としてしまったときです。
舗装された道路など、固いコンクリートの地面に落としてしまった場合、スマホに傷がついてしまう、スマホの液晶画面が割れてしまう、最悪の場合はスマホが故障してしまう可能性があります。
この場合においては、手帳型スマホケースが一番安心できます。
ケース型が背面と側面のみ、バンパー型が側面のみしか保護してくれない反面、手帳型はスマホを全体的に保護してくれます。(スマホの前面を開いた状態で落としてしまった場合は別ですが)
手帳型は合成皮革や天然革を利用している物が多く、落とした場合の衝撃を緩和しやすいというメリットもあります。
スマホを誤って落としてしまった場合を想定すると、手帳型スマホケースが最も安全といっていいでしょう。
スマホで通話をする場合は?
スマホで通話をする場合には、ケース型やバンパー型と違い、手帳型は前面を開く手間がある分、面倒に感じる人が多いかもしれません。
この点については、明らかにデメリットです。
また通話している状態では、手帳型スマホケースの場合、折りたたんで使っている人が多いようです。
この点についても、使いづらいと感じる人がいるかもしれません。
慣れれば特に問題ないという人はいいですが、いちいち前面を開くのが面倒、折りたたんだ状態では通話しにくいと感じる人にとっては、手帳型スマホケースはおすすめできません。
デザインを楽しみたい場合は?
スマホケースは、スマホを保護するだけでなく、デザインを楽しむこともできます。
この点については、側面のみのバンパー型、背面と側面のみのケース型に比べて、スマホの全面をカバーしてくれる手帳型が最も適しています。
ケース型だと背面しか装飾することができませんが、手帳型だと前面と背面の両方を装飾することが可能です。
収納について
手帳型スマホケースには、カードなどの収納機能がついているものが多くあります。
カードなどが収納できる点については、手帳型スマホケースの大きなメリットと言えます。
特に電子マネーのカードを収納しておけば、電車に乗る際にスマホをかざすだけで改札を通れる、買い物の際にレジでスマホをかざすだけで支払いが済ませられるなど、かなり便利です。(すでにスマホでApple PayやAndroid Payなどを利用している場合は、あまり意味がないかもしれませんが)
放熱の問題について
2016年に起こったサムスン社のGalaxy Note7の発火事件以降、バッテリーからうまく放熱されずにスマホが過熱してしまう問題を懸念する人が多くなっています。
手帳型スマホケースは、うまく放熱されずに熱がこもりやすいから危険、やめるべきであるという意見もあります。
さすがにスマホが発火する危険性(サムスン社のGalaxy Note7は発火事件後に、無償交換で対応)は、ニュースになるくらい極めて希少な例ですが、バッテリーからうまく放熱されず、スマホが過熱してしまう怖れがあります。
ほとんどのスマホはリチウムイオン電池を使っており、リチウムイオン電池は熱に弱いという特性を持っています。
バッテリーからうまく放熱されずにスマホが過熱してしまうと、熱に弱いリチウムイオン電池が劣化してしまい、リチウムイオン電池の寿命が短くなってしまう可能性があります。
2年程度でスマホを機種変更するユーザーはいいとして、出来るだけ長く同じスマホを使い続けたい場合は、放熱しにくい手帳型スマホケースは、使わない方が無難かもしれません。
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