ライブ配信アプリ「17Live(イチナナ)」とは?月収1億円以上を稼げる仕組みとは?




この記事では、台湾発のライブ配信アプリ「17Live(イチナナ)」の始め方や使い方、報酬を稼ぐ仕組みなどを詳しく解説します。

ライブ配信アプリ「17Live(イチナナ)」とは?

17 Live(イチナナ) - ライブ配信 アプリ
17 Live(イチナナ) – ライブ配信 アプリ
開発元:17 MEDIA (H.K.) LIMITED
無料
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17Live(イチナナ)とは、2015年に台湾でスタートアップしたライブ配信アプリです。

「ギフト(投げ銭)」と呼ばれる視聴者から17ライバーへお金を贈ることができるというユニークな仕組みを導入し、17ライバーが高額の報酬を得られるようになっています。

今では多くのライブ配信アプリで「投げ銭」を導入していますが、すでに中国語圏では17 Liveが圧倒的な視聴者数を獲得しており、ライブ配信アプリのスタンダード的な存在になりつつあります。

17ライバーとは?

17ライバー(イチナナライバーと読みます)とは、17 Liveで動画生配信をする人のことです。

YouTubeで動画を制作する人をユーチューバーと呼びますが、その流れでしょうか?

ちなみに17 Liveの公式Twitterでは、配信者のことをライバーと呼んでいます。

17ライバーでは月収で1億円以上を稼ぐ人もいる

2017年12月16日に放送された有吉ジャポンでは、17ライバーのmaaamiさんが登場し、月収が300万円以上であることを公開しました。

maaamiさんは一日に2回、朝と夜に分けて各2時間程度の配信を行っているだけでこの収入を稼いでいるそうです。

番組では、台湾のトップライバーである小雪さんの月収が1億円以上という驚異的な数字も公開されました。

月収が約1億円ともなると、単純計算で1年で約12億円ほど稼ぐことになります。

経済誌である東洋経済の記事によると、日本の上場企業は役員報酬の公開が義務付けされていますが、年収12億円以上を稼いだのは、2016年でわずか5名のみです。(しかも退職金や保有株式の売却なども含まれての年収です)

売上高日本一であるトヨタ自動車のCEOの年収が、約3億5000万円であることを考慮すると、いかに凄い収入であるかがわかります。

これだけ稼ぎやすい理由として、番組では17 Liveが中国語圏で大流行している点を挙げていました。

日本の人口は約1億2700万人ですが、中国語圏(中国や台湾、華僑など)の人口は14億人を軽く超えます。

実に日本の人口の10倍以上のユーザーが、配信を見てくれる可能性があるということになります。

ライブ配信アプリ「17Live(イチナナ)」の始め方

まずは、ライブ配信アプリの「17 Live(イチナナ)」をスマホにダウンロードします。

17 Liveは有料の「ギフト(投げ銭)」を購入しない限り、ライブ配信を視聴したり、ライブ配信を行ったりしても料金は一切かかりません。

もちろんアプリのダウンロードも無料です。

17 Live(イチナナ) - ライブ配信 アプリ
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開発元:17 MEDIA (H.K.) LIMITED
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特にトラフィック等に問題がなければ、17 Liveのダウンロードはすぐに完了します。

イチナナ2

スマホへのダウンロードが完了したら、17 Liveアプリを開いて初期設定を行います。

イチナナ3

17 Liveアプリを開くと、「❝17❞は通知を送信します。よろしいですか?」と確認のメニューが表示されるので、「許可」をタップします。

「許可しない」を選択しても大丈夫です、問題なく17 Liveアプリを使うことができます。(後から通知設定は変更することもできます)

個人的に使ってみた感想としては、普通のアプリに比べると通知がやや多い感じがします。

通知が多いと面倒だと感じる人は、「許可しない」を選択しておくと無難でしょう。

イチナナ5

次にログイン方法を選択する画面が表示されます。

ここでは、一番大きく表示されている「Twitterでログイン」してみます。

実は上記の画像は、ブログで書くために17 Liveを一度削除して、再インストールしたものです。

最初にインストールした際には、きちんとTwitterと17 Liveを連携させて良いかの確認メニューが表示されます。

勝手にTwitterと17 Liveが連携されてしまうということはないので安心してください。

イチナナ6

「Twitterでログイン」すると、「ID」を入力する画面が表示されます。

「ID」は、17 Liveアプリ内で個人を識別してくれるものです。

できれば自分でわかりやすいものをアルファベットで入力しましょう。

「ID」を入力したら、画面右下の「次へ」をタップします。

イチナナ7

「プロフィール写真」と「名前」を入力する画面が表示されます。

Twitterと連携してログインした場合は、Twitterで使っているアイコンと名前がそのまま引き継がれます。

配信を見る側であれば、あまりこだわる必要はなさそうですが、配信を行いたい場合はわかりやすいニックネームなど(配信を見る限り、本名で登録している人もいます。このあたりは自分できちんと考えてから登録してください)を入力しましょう。

「プロフィール写真」と「名前」を入力したら、「次」をタップします。

イチナナ8

おすすめのライバーの一覧が表示されます。

興味のあるライバーがいれば、SNSのようにフォローすることができます。

画面右上の「完了」をタップすると、17 Liveの初期設定が完了です。

イチナナ9

初期設定が完了すると、上記のようなホーム画面が表示されます。(肖像権保護のため、ライバーさんの映像等は写らないように加工してあります)

ライブ配信アプリ「17Live(イチナナ)」の使い方

17 Liveの使い方は、非常に簡単です。

すでに他のライブ配信アプリを使ったことがある人なら、まず問題なく利用できるかと思います。

イチナナ10

17 Liveでライブ配信を見ると、上記のような画面になります。

視聴しているユーザーは、画面下部にある5つのアイコンを使うことができます。

それぞれのアイコンの使い方は、

  • 一番左側の吹き出しのアイコン→コメントを書き込む。
  • 左から二番目の2つの矢印が使われているアイコン→SNSでこのライブ配信をシュアできる。
  • 真ん中のハートのアイコン→ライバーに無料でハートマークを送れる。上記の画面でいいね!♡とコメントがありますが、真ん中のハートマークをタップすると、こんな感じでライバーへの好感を示すことができます。
  • 右から二番目にある画面が重なった感じのアイコン→今見ているライブ配信を見ながら、他のライブ配信を見ることができます。
  • 一番右側にあるプレゼントの形のアイコン→プレゼントを購入して、ライバーへ贈ることができます。有料なので注意しましょう。

一番気になるのは、一番右側にあるプレゼントのアイコンでしょう。

実はこの視聴者がライバーへプレゼントできる仕組み、いわゆる「投げ銭」こそが17 Liveが中国語圏で大流行している理由とも言えるでしょう。

どうやって報酬を稼ぐ仕組みなのか?

17 Liveでは、視聴者が「ギフト」を有料で購入し、ライバーへ「投げ銭」できることはすでに述べた通りです。

他のライブ配信アプリでも、「投げ銭」を導入しているところがありますが、17 Liveではかなりライバーへの報酬を優遇しているようです。

例えば、視聴者から100円の「投げ銭」があった場合、他のライブ配信アプリでは運営が90円を徴収し、ライバーが貰えるのはたった10円とかなりライバーが不利になっていたり、「投げ銭」があってもライバーは1円も貰えないライブ配信アプリなどもあります。

17 Liveでは、運営とライバーの間での「投げ銭」の配分比率を公表していませんが、かなりライバーが稼げるように優遇しているようです。

このため、お金を稼ぎたいライバーが17 Liveに集まる→魅力的なライバーの多い17 Liveに視聴者が集まる→視聴者が多く稼ぎやすくなった17 Liveにさらにライバーが集まる、といった好循環が生まれているようです。

どうやったら17 Liveで稼げるのか?

やはり中国語が堪能なイケメン&かわいい子が人気なのかな?と一通りライブ配信を見てみましたが・・・仮装した男性がアニソンを歌っているだけとか、30代くらいの普通の女性が日本語で話しながら料理しているだけのライブ配信でも結構な額の投げ銭が・・・

正直、こうやれば稼げるという方程式はなさそうです。

人気のあるライバーを見ると、今現在は全体的にイケメン&かわいい子が多い感じがしますが、ユーチューバーの黎明期がそうであったように、段々と個性的な人たちが活躍してくるんじゃないかという感じもします。

歌が上手いとか、楽器を弾くのが得意だとか、メイクの技術なら誰にも負けないなど、何か一芸を持ってる人は、どんどんライブ配信してみると良いかもしれません。

17 Liveのライブ配信に必要な物は?

基本的に17 Liveでは、スマホさえあれば誰でもライブ配信を始めることが可能です。

しかしスマホを手に持ったまま配信しても手が疲れるし、机やテーブルの上にスマホを置いて配信しても、下から覗き込むような感じで画面に映る感じになってしまいます。

やはり友人と話をするときのように、配信を見ている人と同じ高さくらいの視点で画面に映るぐらいが良いですね。

人によっては、やや上から画面に映るようにしている人もいます。

自分をより可愛く、よりカッコよく見せるという点では、どの高さから画面に映るようにするのかはすごく大切な点です。

こういった意味では、自分の好きな高さにスマホを固定できる三脚は、配信を行う場合に必要なものと言っても過言ではありません。

スマホ用の三脚については、こちらの記事を参考にしてください。

三脚

スマホ用の三脚と共にあると便利なのが、撮影用ライトです。

理由は室内照明のみよりも、室内照明と撮影用ライトを併用したほうがより明るく綺麗に撮影できるからです。

17 Liveのライブ配信では、スマホを使い自分自身を撮影します。

基本的に撮影対象が自分自身だけと狭い範囲なので、大きなライトは必要はありません。

スマホから近い距離で、自分自身だけという狭い範囲を撮影するわけですから、自撮り用のライトやスマホスタンドにライトが付属しているもので十分かと思います。

17 Liveだと、カラオケや個室のある飲食店でライブ配信しているライバーも多いので、持ち運びしやすいという点を考慮し、ある程度小型の撮影用ライトが便利そうです。

撮影用ライトについては、こちらの記事を参考にしてください。

ライト

17 Live以外の稼げるライブ配信アプリは?

17 Liveで配信を始めてみたけど、競争相手が多すぎる、なかなか視聴者が集まらない・・・という悩みを抱えている人もいるんじゃないかと思います。

視聴者を楽しませる自信がある人であっても、競争相手の多い17 Liveでは、イケメンやかわいい子のサムネイルじゃないとなかなか視聴者が集まらないという悲しい現実があります。

まずは顔と名前を覚えてもらう・・・以前の問題ですね。

こういった場合は先行者メリットの得られる、まだまだ競争が少ないライブ配信アプリで勝負するのも一つの手です。

幸いにして、ライブ配信アプリの世界市場はまだまだ戦国時代であり、17 Liveですらトップ集団の一つでしかありません。

ここでは、先行者メリットを享受しやすく、日本市場でこれから伸びが期待できるライブ配信アプリについても紹介しておきます。

Live.me(ライブミー)

LiveMe(ライブミー)- ライブ配信アプリ
LiveMe(ライブミー)- ライブ配信アプリ
開発元:KS Mobile, Inc.
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Live.meは、世界市場でナンバーワンのライブ配信アプリ。

17 Liveのギフトと同様に、プレゼントアイテムという投げ銭が用意されていて、配信者が多くの報酬を得られるようになっています。

基本的な仕組みは、17 Liveとほぼ同じです。

17 Liveが台湾でスタートアップし、東アジアや東南アジアで展開している反面、Live.meはアメリカでスタートアップし、世界中で展開されています。

後発組ながら、新しいアイディアをどんどん取り入れ、今やライブ配信アプリでは世界最大のユーザー数を誇っています。

日本市場では、テレビCMやネット広告など莫大な宣伝費をかけている17 Liveの二番手に甘んじていますが、ユーチューバー、タレント、アイドル、声優などに配信をオファーして視聴者を集めたり、配信者を育成するためのイベントを積極的に行うなど、少しずつユーザー数を伸ばしています。

イケメンやかわいい子と雑談するのがメインの17 Liveと異なり、幅広いジャンルの配信が行われている点も見逃せません。

個人的には、かつて日本というローカル市場で勝ち組だったニコ動が、世界市場で切磋琢磨してきたYouTubeに圧倒されてしまった例もあるだけに、Live.meがこれから17 Liveを超える可能性も十分あるんじゃないかと思います。

正直なところ、外見以外の点、視聴者を楽しませる個性や特技で勝負したいという人はLive.meを使うことをおすすめします。

ふわっち

ふわっち
ふわっち
開発元:A Inc.
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ふわっちは、日本のベンチャー企業が運営するライブ配信アプリ。

様々な年齢層が視聴できるように、できるだけ簡単な操作方法、スマホだけでなくパソコンでも使えるなどの工夫がなされています。(←ここはすごい重要)

正直、17 LiveやLive.meほどの高い報酬を稼ぐのは難しい感じですが、その分競争は少ない・・・というか、全体的にまったりしていて、お金を稼いでやる!!という配信者は見当たりません。

ただし、アプリをダウンロードして配信を見てもらえばわかりますが、酒を飲みながら与太話をするおじさん(健全化を目指すライブ配信アプリが多い中、ふわっちはかなり自由な感じなので飲酒もOK)や都市伝説について熱く語る大学生などの視聴者数を見てみると、結構な数の視聴者がいることがわかります。

夜間だと、視聴者数が1000人を超えている配信者も多くいます。

やはり多くの年齢層が視聴できるよう工夫されているのが大きい感じです。

要約すると、視聴者数はそこそこ多いけど、ライバルは酒飲みながら無駄話してるおっさんとか、陰謀論について熱く語る大学生とかしかいないライブ配信アプリ。

戦略としては、ふわっちで固定ファンを掴んでから、高い報酬を稼げる17 LiveやLive.meに移動するのもありなんじゃないでしょうか。

ふわっちで毎日コツコツ配信をして多くの固定ファンを獲得→固定ファンに告知して、17 LiveやLive.meへ引っ越しといった感じなら、なかなか人が集まらないという悩みは解決できるはずです。

視聴者を楽しませる自信はあるけど、なかなか人が集まらないという人は、まずはふわっちで固定ファンを掴むところから始めてみてはどうでしょうか?

「17Live(イチナナ)」のダウンロード

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この記事を書いた人
筑波 遼(つくば りょう)

ガジェットをこよなく愛するフリーランスのエンジニア。できるだけわかりやすく、かんたんに解説するようにしています。

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筑波 遼(つくば りょう)
当ブログ(かんたんブログ)の運営者でガジェット愛好家。ガジェットの使い方に困っている人たちのため、何とか役に立ちたいと記事を書いています。著書『Twitterの次のSNS 「Mastodon」入門』が工学社から発売中。