Mastodon(マストドン)を始めてみたけど飽きてしまった、思っていたよりつまらないなどの理由で、アカウントを削除して退会したいと考えている人もいるかと思います。
この記事では、マストドンのアカウントを削除して、退会する方法について解説します。
アカウントを削除する方法は?
マストドンの画面を探してみても、アカウントの削除やサービスから退会する項目が見当たりません。

Twitterなどでは、ユーザー情報のアカウントを削除という項目を使えば、簡単にアカウントを削除し、サービスから退会することができます。
マストドンのアカウントの削除については、MashableAsiaの記事「Sorry, you don’t have the power to delete your new Mastodon account」に詳しく書かれています。
この記事を直訳すると、
申し訳ない、あなたには新しいマストドンのアカウントを削除できる権限はないよ。
という感じです。
現時点(2017年4月時点)で、ユーザー自身がマストドンのアカウントを削除したり、サービスから退会する機能はないようです。
アカウントを削除する機能が実装されるのはいつ?
現時点では、アカウントを削除したり、サービスから退会できる機能がついていなくても、時間が経てば、マストドン側が対応してくれる可能性があるんでしょうか?
マストドンがスタートした2016年10月時点で、マストドンのGitHubのIssue #109にも「Delete account function?(アカウント機能を削除?)」というissue(問題提起)が挙げられています。
この問題提起に対して、マストドンの開発者Eugen Rochko氏は、「What would be the implications of deleting an account from the technical perspective?(技術的な観点から、アカウントを削除することの意義は何ですか?)」と答えています。
マストドンの開発者Eugen Rochko氏は、ユーザー自身がアカウントを削除したり、サービスから退会することについては否定的な考えを持っているようです。
マストドンのスタートから半年以上たった現在でも、アカウントの削除やサービスから退会できる機能は実装されていません。
このあたりについては、ちょっと不安な感じですね。
しかしマストドンもユーザー数が増加し、ニコニコ動画やpixivといった自社のサービスとマストドンのインスタンスを連携させる企業も出てきています。
ユーザー側からアカウントの削除ができないのは不便だという意見が多くなってくれば、サービスの一つとして使っている企業は、きちんと対応してくれるんじゃないかと思います。
マストドンの開発者Eugen Rochko氏にしても、マストドンのインスタンスを運営している個人や企業にしても、アカウントの削除機能を実装することがそれほど高いハードルだとは思えませんし・・・。
この点については、今後に期待しましょう。
現時点での対応策
MashableAsiaの記事に書かれていた通り、ユーザーにはマストドンのアカウントを削除する権限がありませんが、インスタンスを運営している管理者にはアカウントを削除できる権限があります。
インスタンスを運営している個人や企業に依頼し、アカウントを削除してもらいましょう。
この方法が、現時点では一番いい方法だと思います。
インスタンスを運営している管理者が個人で連絡がつかない、インスタンスを運営している企業がユーザー数が多いせいか、なかなか対応してもらえないという場合は、アカウントの情報を空にしてしまう方法もあります。
- プロフィールなどのユーザー情報を全て削除する
- 投稿したトゥートを全て削除する
- 登録しているメールアドレスを捨てアドに変更する
- 登録しているパスワードを、誰にも推測できないくらい長く複雑なものに変更する
ユーザー情報や過去の投稿などを全て削除して、誰もログインできないように、メールアドレスとパスワードを変更すれば、ほぼアカウントを削除したと言っても過言ではないでしょう。
ちょっと面倒ですが、インスタンスの管理者に対応してもらえない場合は、アカウントの情報を空にしてしまう方法も有効かと思います。
追記
マストドンの使い方全般については、こちらを参考にしてください。