フリマアプリを運営するメルカリが、2017年7月にスタートした新サービス「メルカリチャンネル」のオープン記念として、多数のタレントやインフルエンサーのライブ配信を行いました。
ここで一般的にあまり聞きなれない「インフルエンサー」という言葉が出てきました。
タレントについては、才能がある人、テレビやラジオなどに出演している有名な人などの意味で使われていますが、インフルエンサーについてはあまり一般的には使われていません。
この記事では、メルカリチャンネルでライブ配信を行っているインフルエンサーとは、どういう人たちを意味する言葉なのか、詳しく解説します。
そもそもインフルエンサーって、どういう意味?
英語の「influencer(インフルエンサー)」を直訳すると、影響を与える人という意味になります。
2002年にアメリカで出版され、200万部を超えるベストセラーとなった「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」の著者マルコム・グラッドウェル氏が、商品やブランドがターゲットにしている層に大きな影響を与える人物に直接アプローチする「インフルエンサー・マーケティング」を提唱しました。
商品やブランドを直接購入してくれる人々に宣伝するよりも、大きな影響力のある人に商品やブランドを使ってもらったほうがより高い宣伝効果が期待できるというものです。
マルコム・グラッドウェル氏は、商品やブランドを購入してくれる人々に大きな影響力を持つ人物を、著書の中でインフルエンサーと呼び、以後マーケティング用語として定着しました。
インフルエンサーはマーケティング用語
基本的にインフルエンサーは、マーケティング用語です。
マーケティング以外の分野ではほとんど使われていないため、一般の人にはあまり聞きなれない言葉となっています。
最近では、ネット上で影響力がある人などを指す言葉として少しずつ定着しつつあります。
マーケティング用語としてのインフルエンサーの意味は?
英語だと単なる影響を与える人という意味ですが、マーケティング用語としては商品やブランドがターゲットとしている客層に大きな影響を与えることのできる人物を意味しています。
例えば、おしゃれに敏感な女性たちに人気のあるモデルなどが、テレビ番組や雑誌などで私服で登場したとします。
そのモデルのファンの人たちが、その私服を見て、ぜひ自分もあの服を買って着てみたいと思わせることができるなら、そのモデルさんはマーケティング的にはインフルエンサーと呼んでいいでしょう。
インフルエンサーは、商品やブランドを他の人にも購入したいと思わせる影響力のある人を指す言葉として利用しているので、別にモデルなどの芸能人でなくても構いません。
ユーチューバー、ブロガー、SNSで人気があるユーザーなど、他の人に商品を購入したいと思わせる影響力があれば、インフルエンサーと定義してかまわないでしょう。
メルカリチャンネルでライブ配信しているインフルエンサーは?
芸能人やモデルさんはもちろん、ヘアメイク講師の佐野真依子さんやファッションディレクターの住谷杏奈さんなど、ファッション系のインフルエンサーが多くライブ配信しているイメージです。
メルカリのユーザー層を考慮して、ファッション系に強いインフルエンサーを集めた感じでしょうか?
お笑い芸人の田村淳さんや藤森慎吾さんもライブ配信に参加していますが、お笑い芸人としても人気がありますが、おしゃれであるイメージもかなりありますね。
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