2017年11月に充電中だったiPhoneのLightningケーブルに触れて感電してしまい、10代の女性が亡くなる事故がベトナムで起きました。
安全性の高さでは定評のあるiPhoneですが、使い方を誤ると感電事故を引き起こしまう可能があるということになります。
この記事では、iPhoneの充電ケーブルでの感電を防ぐための対策法について詳しく解説します。
iPhoneの充電ケーブルで感電してしまう原因とは?
ベトナムで起きた感電事故については、英メディア『Mirror』、『The Independent』、『The Sun』などが報じています。
充電に使われていたLightningケーブルは根本部分が断線しており、その部分に透明のテープが巻かれてあったものの、中の電線が露わになっていたとのことです。
なお、被害者が使っていたLightningケーブル・充電アダプタがApple純正品なのかは不明です。
感電の原因としては、Lightningケーブルの被膜が破れ、中の電線に触れて感電してしまったことなどが考えられます。
Lightningケーブルの被膜が破れている、損傷しているなどの場合は感電してしまう危険性があるということになります。
まずはLightningケーブルの被膜が破れていないか、損傷していないか確認してみる
まずは自分が使っているLightningケーブルの被膜が破れていないか、損傷していないか確認してみてください。
Lightningケーブルの被膜が破れていない場合でも、Lightningケーブルが不自然に曲がったり、折れるような部分がある場合は要注意です。
Lightningケーブルの被膜が破れていなくとも、中の電線が断線しているか、もしくはその手前まで来ている可能性があります。
充電する際に、きちんと充電ができない場合も同様の可能性があります。
Lightningケーブルの被膜が破れている、損傷している、中の電線が断線している可能性が高いなどの場合は、Lightningケーブルを修理に出すか、新たに買い替えるべきです。
Lightningケーブルの被膜を守る、断線させないための対策は?
Lightningケーブルは、iPhoneを充電するために毎日使うものです。
できるだけLightningケーブルの被膜を傷つけないように、もしくは断線しないように使いたいですね。
そのための対策としては、
- 誤って足で踏んでしまわないように、床で充電するのは避ける。(充電するスペースが床しかない場合は、足で踏まないよう部屋の端で充電するなど工夫する)
- 外出先で充電するために、バックなどに折り曲げて詰め込むのは避ける。
- 外出先で充電するために、バックなどに結んで持ち運ぶのは避ける。
- LightningケーブルをiPhoneや充電器から引き抜くときに、ケーブル部分を持って乱暴に引き抜くことは避け、コネクタ部分をしっかり持って抜くようにする。
- 充電している、していないに関わらずLightningケーブルの上に物を置かない。
などを心掛けてみてください。
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