2017年12月2日未明から、iPhoneを利用していると、「iPhoneが勝手に再起動を繰り返す」「iPhoneの電源が勝手に切れてしまう」「いきなり歯車の画面が表示される」などの不具合が数多くのSNSで報告されています。
この記事では、これらの不具合の原因と対処法について詳しく解説します。
iPhoneが勝手に再起動を繰り返してしまう原因は?
2017年12月2日現在、特定のアプリをインストールしているiPhoneで勝手に再起動が繰り返されるなどの不具合が起こっているようです。
SNS上の報告では、
- 欅のキセキ
- 乃木坂46リズムフェスティバル
- 家計簿Zaim
- ルナベル服薬日記 – ルナベルの服薬支援アプリ
- Alarmed ~ Reminders + Timers
- マンガBANG!
- gTasks
- ウイルスバスターモバイル
- VoiceTube
- 母子手帳kazoc
- InstaMag
- ソリティア
- LINE Camera
- Wi-Fiセキュリティ
などのアプリの通知をオンにしている状態のiPhoneユーザーが不具合の対象となっているようです。
これだけ多くのアプリがハードウェアに悪影響を及ぼす不具合を同時に起こすとは考えにくいため、これらのアプリに共通する何かのシステムとiOSとの間で、何か不具合が発生しているのではないか?と推測されます。
家計簿アプリ Zaim(ザイム)の公式Twitterによると、2017年12月2日からiPhoneが勝手に再起動を繰り返し始めた理由については現在調査中となってまますが、「繰り返し設定のあるローカル通知」を組み込んでいるアプリをiOS 11.1以降の端末にインストールしていると、同現象が発生することを確認しているとのことです。
すでにAppleにはバグレポートを提出済みとのことです。
Appleの対応に期待しましょう。
対処法はどうすればいい?
SNS上では、iPhoneの日付を変更して不具合が解決したとの報告が多くあります。
しかし、iPhoneで日付設定を変更してしまった場合、スケジュールアプリやリマインダーなどiPhoneの日付に基づいて利用しているアプリが正常に使えなくなるという副作用があります。
あくまで、日付を変更する場合は、不具合が完全に解決するまでの一時的な処置としたほうが良さそうです。
おすすめなのが、「繰り返し設定のあるローカル通知」を組み込んでいるアプリをiOS 11.1以降の端末にインストールしていると、同現象が発生することが確認されているため、アプリからの通知をオフに設定することです。
アプリからの通知をオフにするには、

iPhoneの「ホーム」画面を開き、「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「通知をオフにしたいアプリ」をタップします。(ここでは例としてLINEアプリを使いますが、LINEアプリは全く問題のないアプリです。)

「アプリの設定」画面が表示されるので、「通知」をタップします。

「アプリの通知」画面が表示されます。
この画面の一番上にある「通知を許可」をオフに設定してください。
これでアプリからの通知はオフの状態になります。
どのアプリが不具合の原因なのかわからない場合は、全てのアプリの通知をオフにしておくのが手っ取り早いかと思います。
アプリのアンインストール(削除)は避けるべき
iPhoneが勝手に再起動を繰り返すなどの不具合の原因が、特定のアプリからの通知をオンにしていることはすでに述べた通りです。
じゃあ、その特定のアプリをひとまずアンインストール(削除)しておけば、不具合が解消されるんじゃないかと考える人もいるかと思います。
しかし、今回の不具合はすでに述べた通り、アプリ側に問題があるとは考えにくく、特定のアプリで使われている共通のシステムとiOSとの間で何らかの不具合が発生しているのではないかと推測されます。
特定のアプリをアンインストール(削除)しても、問題の根本的な解決になるとは思えません。
また、アプリを一度アンインストール(削除)してしまうと、不具合が解消された後に再インストールすることができますが、使用していたデータなどが失われてしまう可能性があります。
こういった理由から、安易なアプリのアンインストール(削除)は避けるべきです。
アプリの通知をオフにすることで、不具合を避けるようにしてください。
追記
「iPhoneが勝手に再起動を繰り返す」「iPhoneの電源が勝手に切れてしまう」「いきなり歯車の画面が表示される」などの不具合に対応済みの「iOS11.2」アップデートが公開されました。
「iOS11.2」アップデートについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
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