日本国内で、「+675」から始まる不審な国際電話からの着信が増えてきており、折り返すと高額の通話料を請求される事例が多くなっています。
全く身に覚えのない「+675」から始まる国際電話
日本国内で、全く身に覚えのない「+675」から始まる不審な国際電話から電話がかかってきた、気が付くと着信が残っていたなどの事例が急増しているようです。
「+675」から始まる国際電話はパプアニューギニアからのもので、パプアニューギニアと縁もゆかりもない多くの日本人にとっては、全く身に覚えのない番号なので、一体何の連絡なんだろうか?と疑問を持つ方も多いかと思います。
折り返すと高額の通話料を請求されてしまう
「+675」から始まる不審な国際電話は、
- かかってきてもワンコールから数コールで切れてしまう。
- 電話に出てもすぐに切れてしまう。
- 外国語の録音音声が流れててすぐに切れてしまう。
など、受け手としては何の要件なのか、よくわからない状態でコールや電話が切れてしまいます。
気になって折り返し電話してしまうと、高額の通話料を請求される羽目になります。
既に携帯電話会社の公式ホームページで、「+675」から始まる不審な国際電話について注意喚起が行われています。
ソフトバンク「+675」から始まる不審な国際電話の着信に関するご注意
ワイモバイル「+675」から始まる不審な国際電話の着信に関するご注意
ソフトバンクとワイモバイルの公式サイトによると、折り返し電話した場合の通話料は30秒で249円とかなり高額になっています。
ソフトバンクやワイモバイルだけでなくドコモやauの携帯電話にもかかってきている
「+675」から始まる不審な国際電話について、公式サイトで注意喚起しているのは今のところソフトバンクとワイモバイルだけですが(2017年7月4日現在)、電話帳ナビなどを見るとドコモやauなど、他の携帯電話でも「+675」から始まる不審な国際電話がかかってきているようです。
「+675」から始まる不審な国際電話の目的は?
「+675」から始まる不審な国際電話の発信元がわかっていない以上、あくまで推測になりますが、日本から多くの高額な国際電話をさせ、パプアニューギニア側の電話会社から収益の一部をキックバックする手法が考えられます。
いずれにしろ、まともな業者のやることではないことは確かです。
とにかく折り返し電話をかけないこと
「+675」から始まる不審な国際電話については、折り返し電話をかけなければ被害はありません。
とにかく折り返し電話をかけないようにしてください。
「+675」以外にも、心当たりがない電話番号の頭に「+」がついている国際電話の着信については、用心したほうが良さそうです。