2017年5月18日に、Twitter(ツイッター)の新機能「カスタマイズとデータ」が追加されました。
2017年5月18日以降に、スマホでTwitterの公式アプリをタップして起動すると、いきなり「Twitterのプライバシーポリシーを更新します」と表示され、ユーザーにとってより関連性の高いツイートや広告を表示する旨を通知してくるようになりました。(通知されるのは、最初に起動した1回のみです)
いきなり通知されるので、ユーザーからしてみれば、自分のツイートの内容やフォローしているユーザーなどの行動履歴を監視されて、個人情報を収集されてしまうんじゃないのか?と不安に思う人もいるかと思います。
この記事では、Twitterの機能「カスタマイズとデータ」についてくわしく解説します。
もくじ
そもそも「カスタマイズとデータ」って何?
簡単に言うと、Twitterで表示される広告を、ユーザーの興味や関心のあるものにするかどうか設定できる機能です。
カスタマイズとデータ機能を使うと、Twitterは個人を特定されない情報を収集し、ユーザーの興味や関心のあるテーマの広告を優先的に表示するようになります。
別にTwitterが新たに個人情報を収集し始めたわけではありません。
Twitterは、以前からユーザーに対して最適な広告を表示できるよう、個人を特定されない情報を収集していましたが、今回追加したカスタマイズとデータ機能で、ユーザー自身が細かく設定できるようにしただけです。
カスタマイズとデータの設定方法は?
スマホからでもパソコンからでもカスタマイズとデータの設定が可能です。
スマホからの設定するには、

「設定とプライバシー」をタップします。

「設定」画面が表示されたら、「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」画面が表示されたら、「カスタマイズとデータ」をタップします。

「カスタマイズとデータ」画面が表示されます。
この画面で、カスタマイズとデータの設定ができます。
パソコンから設定するには、「自分のアイコン」をクリックして、「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

「カスタマイズとデータ」の項目があるので、この部分の「編集」をクリックします。

「カスタマイズとデータ」画面が表示されます。
ほぼ、スマホと画面構成は一緒です。
カスタマイズとデータ機能では、「広告をカスタマイズ」、「アプリを基にカスタマイズ」、「すべての端末間でカスタマイズ」、「位置情報をもとにカスタマイズ」、「Twitterコンテンツを閲覧したウェブの場所を追跡」、「一部のパートナーを通じてデータを共有」の6点を設定することができます。
広告をカスタマイズ
この機能をオンにすると、Twitterが収集したデータをもとに、ユーザーの興味や関心に合わせた広告が表示されるようになります。
この機能をオフにすると、Twitterはユーザーのデータ収集を行わず、表示される広告にそれらのデータが反映されなくなります。
アプリを基にカスタマイズ
この機能をオンにすると、Twitterがスマホにインストールしてあるアプリの一覧を収集し、それらのアプリに関連した広告を表示してくれるようになります。
なお、Twitterはアプリの中の情報(個人情報など)は一切収集していないとのこと。
この機能をオフにすると、Twitterはスマホ内のアプリの一覧情報の収集をせず、表示される広告にそれらのデータが反映されなくなります。
すべての端末間でカスタマイズ
この機能をオンにすると、Twitterはスマホやパソコンなど、ユーザーがアクセスした複数の端末をユーザーのアカウントに関連付けるようになります。
複数の端末で利用した行動履歴などが収集されて、どの端末からアクセスしても同じように、ユーザーの興味や関心に合わせた広告が表示されるようになります。
この機能をオフにすると、複数の端末からアクセスしてもユーザーのアカウントに関連付けることはしなくなります。
あくまでスマホはスマホでの行動履歴、パソコンではパソコンの行動履歴のみが表示される広告に反映されるようになります。
位置情報をもとにカスタマイズ
この機能をオンにすると、Twitterがユーザーの位置情報を取得するようになります。
ユーザーの位置情報が、表示される広告に反映されるようになります。
この機能をオフにすると、Twitterはユーザーの位置情報の取得を中止します。
ユーザーの位置情報がわからなくなるので、当然ながらユーザーの位置情報は表示される広告に反映されなくなります。
Twitterコンテンツを閲覧したウェブの場所を追跡
この機能をオンにすると、Twitterのタイムラインに表示される広告やリンクからユーザーが閲覧した訪問履歴の情報を収集し、ユーザーの興味や関心に合わせた広告が表示されるようになります。
この機能をオフにすると、ユーザーの訪問履歴を収集しなくなり、当然ながら訪問履歴は表示される広告に反映されなくなります。
一部のパートナーを通じてデータを共有
この機能をオンにすると、Twitterが一部のパートナーとユーザーのデータを共有するようになります。(ユーザーのデータに、名前、メールアドレス、電話番号などの個人情報は含まれないとのこと)
一部のパートナーを通じてデータを共有という表現がわかりにくい感じですが、Twitter社以外のパートナーとユーザーの情報を共有することを意味しています。
この機能をオフにすると、Twitterが一部のパートナーとユーザーのデータを共有することはなくなります。
カスタマイズとデータを全てオフにする方法
カスタマイズとデータ機能は、すでに述べたように、個人を特定できない情報を収集し、ユーザーの興味や関心のあるテーマの広告を優先的に表示できるようにするものです。
しかし、細かくカスタマイズとデータの設定項目を調べてみると、Twitterに位置情報を知らせたり、一部のパートナーとユーザーの情報を共有したりと、いくら個人を特定できるレベルの情報は含まれないと言っても、ちょっと嫌だなあと感じる人もいるかと思います。
そういう場合は、カスタマイズとデータ機能を全てオフにすることも可能です。

スマホの場合は、「カスタマイズとデータ」画面で右上のボタンをオフにすると、全ての項目がオフになります。

パソコンからだと、「このページのすべての設定を有効または無効にできます。」の右側のボタンをクリックすると、全ての項目をオフにすることができます。
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