この記事では、棋譜解析ができる将棋アプリ「ぴよ将棋」について詳しく紹介します。
将棋アプリ「ぴよ将棋」とは?
「ぴよ将棋」は、かわいい「ひよこ」と対局できる将棋アプリです。
このかわいい「ひよこ」には本格的なAIが搭載されており、最強レベルのピヨ帝はアマ四段~五段ぐらいの強さを持っています。
対局できるAIのレベルは40段階から選べるようになっており、初心者から有段者まで楽しめるようになっています。
特筆すべきは、スマホアプリでありながら棋譜解析機能も搭載しているところ。
対局が終了した後に、自分の指した手とAIの推奨する手を比較したり、序盤から終盤にかけてのAIの形成判断を見ることなどができます。
細かく設定できる対局機能
「ぴよ将棋」の対局機能は凝っており、かなり細かく設定できるようになっています。
対局するAIの強さは40段階から選べる
すでに述べたように、対局するAIの強さは40段階から選ぶことができます。
レベル1の「ひよこ」が一番弱く初心者向け、レベル40の「ピヨ帝」が最強でアマ四段~五段ぐらいの実力となっています。(厳密なAIの強さについては、スマホのスペックも影響するようです)
アマ四段~五段ぐらいの実力というと、相当な強さです。
ちなみに日本将棋連盟主催のアマ全国大会では優勝者に六段が、凖優勝者に五段が、各都道府県・地区の代表には四段が授与されます。
スマホアプリで、アマ全国大会の準優勝者や各都道府県・地区の代表クラスの実力と気軽に対局できるわけですから、腕に自信がある人にはかなりおすすめです。
対局するAIの玉の囲いをあらかじめ指定できる
対局するAIの玉の囲いについてもあらかじめ指定することが可能です。
指定できる玉の囲いは、
- 居飛車
- 振り飛車
- 矢倉
- 美濃囲い
- 穴熊
- 船囲い
- 居飛車穴熊
- 左美濃
の8種類。
ほぼ、基本的な玉の囲いを網羅しており、スマホアプリとしては十分なラインナップです。
苦手な玉の囲い方の攻略練習やライバルを想定して将棋を指したい人には、なかなかおすすめの機能です。
駒を動かせる場所が表示される親切設計
「ぴよ将棋」では、駒をタップすると、駒を動かせる場所がきちんと表示されるようになっています。
初心者はもちろん、スマホの画面だと盤が小さくて見にくいという人にかなり便利な機能です。
迷ったときにはAIの推奨する手を教えてくれる
この機能については人によって意見が分かれるかもしれませんが、「ぴよ将棋」ではAIの推奨する手を教えてもらうことが可能です。
「ヒント」ボタンをタップすると、AIの推奨する手が表示されます。
そして画面の下側には、AIの読み筋も表示され、AIの意図が比較的わかりやすくなっています。
AIの形成判断を見ることができる棋譜解析機能
「ぴよ将棋」の最大の売りは、AIの形成判断を見ることができる棋譜解析機能。
対局が終了すると、棋譜解析機能を使うことができます。
AIによる客観的な形成判断が見られる他、「自分で実際に指した手」と「AIの推奨する手」を比べることが可能です。
形成判断については、人間が行う場合は人によって意見が分かれたり、どうしても個人的な主観が入ってしまいがちです。
どの手が良く、どの手が悪かったのかについての客観的なデータが得られる点は、かなり良いんじゃないでしょうか。
棋譜解析機能でも、一手ごとに「自分が実際に指した手」と「AIの推奨手」を見ることができるようになっています。
対局の途中で使えるAIの推奨する手と同様に、AIの読み筋も確認できます。
形成判断を見ながら自分自身で考えるだけでなく、AIのアドバイスを貰える形になっているため、棋力を向上させたい人にはめちゃくちゃおすすめとなっています。
AIの実力がアマ四段~五段ぐらいとなっているため、かなりの実力者からアドバイスを貰いながら感想戦を行う感じでしょうか。
仕事でなかなか時間が取れないという人であっても、空いている時間に対局、さらに空いている時間に棋譜解析を行うことが可能なため、無理なく棋力向上が図れます。
まとめ
「ぴよ将棋」はアマ四段~五段ぐらいの実力を持つAIと対局できるだけでなく、便利な棋譜解析機能が備わった完成度の高い将棋アプリとなっています。
毎日詰将棋の問題を解くことができる「将皇」などと併用して使っていけば、棋力向上にかなり役立つ感じです。
対局と棋譜解析を繰り返し、40段階から選べるAIの強さを少しずつ上げて行く使い方がおすすめです。
「ぴよ将棋」のダウンロード
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