ブラウザアプリの「Safari」を利用していると、「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示され、ウェブサイトを見ることができない場合があります。
こういった表示が出ると、「これって、どういう意味のエラー表示なんだろうか?」、「どうすれば、ウェブページが見られるようになるのだろうか?」と疑問に感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合の対処法についてくわしく解説します。
「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」とはどういう意味?
「Safari」からウェブページを見るには、
- 指定したURLに含まれるドメインをDNSサーバーに問い合わせる。
- そのDNSサーバーから、IPアドレスが送信される。
- 送信されたIPアドレスのWebサーバーに、ウェブページのデータを問い合わせる。
- Webサーバーから、ウェブページのデータが送信される。
- 送信されたウェブページのデータが「Safari」で表示される。
と、おおまかに5つのステップが必要となります。
ウェブページを見るには、DNSサーバーとWebサーバーを経由することが必須となるわけです。
「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合は、URLを指定しても(検索結果や記事などのリンクをタップするなどの行為をすれば、URLを指定したことになります)DNSサーバーかWebサーバーのどちらかが応答しないため、ウェブページを表示できないことを意味しています。
わかりやすく言うと、あなたがウェブページを見ようとしてURLを指定したにもかかわらず、相手側のサーバーが反応してくれないということです。
「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合の対処法
「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合は、以下の対処法を試してみてください。
ウェブページの再読み込みを行う
ちょっとした不具合で、たまたま「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示されただけの可能性があります。
こういった場合は、「Safari」で表示しているウェブページを再読み込みしてみましょう。(ウェブページの再読み込みとは、同じURLを再度指定して、ウェブページをもう一度表示させる行為のことです)
「Safari」でウェブページを再読み込みするには、

画面右上にある「再読み込み」のアイコンをタップしてください。
「再読み込み」のアイコンをタップすると、ウェブページが再読み込みされるので、きちんとウェブページが表示されるか確認してください。
他のウェブサイトが表示されるのか確認する
ウェブページを再読み込みしてもきちんと表示されない場合は、他のウェブサイトが表示されるのか確認してみましょう。
他のウェブサイトがきちんと表示される場合は、「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示されたウェブページに何らかの問題が起こっている可能性があります。
こういった場合は、後述する「どうやってもダメな場合は時間をおいてから再度アクセスしてみよう」の項目を確認してみてください。
「Safari」アプリを再起動する
「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示されるのは、基本的に相手側のサーバーに問題が生じている可能性が高いのですが、念のため、「Safari」アプリを再起動してみましょう。
「Safari」アプリを再起動することで、「Safari」アプリ自体の不具合を解消できる可能性があります。
「Safari」アプリを再起動するには、まずは「マルチタスク」画面が表示させましょう。

- Face IDを搭載したiPhoneでは、画面を下部から上にスワイプし、画面の中ほどで指を止めると「マルチタスク」画面が表示されます。
- ホームボタンがあるiPhoneでは、ホームボタンを2回続けて押すと「マルチタスク」画面が表示されます。
「マルチタスク」画面が表示されたら、「起動しているアプリの一覧」が表示されるので、左右にスワイプして「Safari」を探します。
「Safari」を確認したら、下から上にスワイプします。

「Safari」が非表示になったか確認してください。(「Safari」が非表示になっていないと、きちんと「Safari」アプリが終了されていません。もう一度「Safari」を下から上にスワイプしてください)

「Safari」が非表示になったのを確認したら、「ホーム」画面にもどり、「Safari」をタップします。

「Safari」が開き、「Safari」アプリの再起動が完了です。
iPhoneを再起動する
「Safari」アプリの再起動してもダメな場合は、iPhoneを再起動してみましょう。
iPhoneを再起動することで、iPhone自体の不具合を解消できる可能性があります。
iPhoneを再起動するには、

- Face IDを搭載したiPhoneでは、サイドボタンといずれかの音量ボタンを長押しします。
- ホームボタンのあるiPhoneでは、サイドボタンまたはスリープ/スリープ解除ボタン(このあたりはモデルによって異なります)を長押しします。
上記のような画面が表示されるので、スライダを左から右にドラッグします。
iPhoneの電源がオフになるので、サイドボタンまたはスリープ/スリープ解除ボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
これでiPhoneの再起動が完了です。
ちなみに上記のやり方でiPhoneの再起動ができないという場合は、「設定」から再起動するやり方を試してみてください。
「設定」からiPhoneを再起動させるには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「一般」をタップします。

「一般」画面が表示されるので、一番下にある「システム終了」をタップします。

「システム終了」をタップすると、上記のような画面が表示されます。
ここからの手順は同じで、スライダを左から右にドラッグします。
iPhoneの電源がオフになってから、サイドボタンまたはスリープ/スリープ解除ボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして再起動を行ってみてください。
インターネットをつなぎ直す
iPhoneを再起動してみてもダメな場合は、インターネットの接続状況に問題がある可能性があります。
インターネットをつなぎ直しましょう。
iPhoneでは、
- モバイルデータ通信
- Wi-Fi
と、2通りの方法でインターネットに接続できるようになっています。
いちいち2つの方法でインターネットをつなぎ直すのは面倒なので、機内モードを使い、まとめてつなぎ直すのがおすすめです。
機内モードを使ってインターネットをつなぎ直すには、

- Face IDを搭載したiPhoneでは、画面の右上隅から下にスワイプします。(画面の上部中央から下にスワイプしてしまうと、「コントロールセンター」ではなく「通知センター」が開いてしまいます。必ず、画面の右上隅からスワイプしてください)
- ホームボタンのあるiPhoneでは、画面の下端から上にスワイプします。
「コントロールセンター」が表示されるので、「機内モード」のアイコンを2回タップします。(「機内モード」のアイコンは、飛行機の形をしたアイコンになります。この「機内モード」をアイコンをタップすることで、「機内モード」がオンになり、再度タップすることでオフになります。つまりは2回タップすることで、「機内モード」のオンオフが可能になり、インターネットをつなぎ直すことができます)
インターネットをつなぎ直したら、きちんとウェブページが表示されるか確認してください。
どうやってもダメな場合は時間をおいてから再度アクセスしてみよう
ウェブサイトというものは、
- サーバーに障害などが発生している。
- サーバーがメンテナンスを行っている。
などの理由で、一定期間見ることができなくなる可能性があります。
ここまでの対処法を試してみてもダメな場合は、
- サーバーが障害から復旧する。
- サーバーのメンテナンスが終了する。
などの点を考慮して、ある程度の時間をおいてから再度アクセスするようにしましょう。
まとめ
この記事では、「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合の対処法についてくわしく解説してみました。
この記事の内容をまとめてみると、
- 「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示された場合は、相手側のサーバーが反応してくれないということを意味している。
- まずは、ウェブページの再読み込みを行う。
- 「Safari」アプリを再起動する。
- iPhoneを再起動する。
- インターネットをつなぎ直す。
- どうやってもダメな場合は、時間をおいてから再度アクセスする。
となります。
ぜひこの記事を参考にして、「ページを開けません。サーバーが応答を停止してます。」と表示されたウェブページを見られるように改善してみてください。
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