この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、OSを最新バージョンへアップデートさせる方法を詳しく解説します。
もくじ
AndroidスマホのOSとは?
OSとは、オペレーションシステム(Operation System)の略称です。
AndroidスマホのOSは、Googleが開発したもので、デバイスとアプリを動作させるための基本となる重要なものです。
人間でいえば、頭脳に相当する部分だと理解しておいてください。
OSを最新バージョンへアップデートすべき?
Androidスマホを利用していて、OSを最新バージョンへアップデートすべきか?と聞かれれば、答えはイエスです。
できるだけOSを最新バージョンへアップデートしておくべきです。
OSを最新バージョンへアップデートするべき理由
OSを最新バージョンへアップデートするべき理由としては、
- セキュリティ面の向上が見込める。
- 新たな機能が追加される。
- 元からある機能が修正・強化され、より使いやすくなる。
- 不具合などが修正される。
- 画面上のデザインなどが修正される。
など、数多くのメリットが考えられます。
特に、セキュリティ面の向上が見込める点は重要です。
近年、スマートフォンに対するセキュリティ上の脅威は大きな問題となっています。
利用しているAndroidスマホをウィルス感染させたと誤解させ、怪しいセキュリティアプリをインストールさせたり、高額の賞品が当選したと嘘の情報で、クレジットカードなどの個人情報を詐取する手口などが増加しています。
これらのセキュリティ上の脅威となる問題のある広告やサイトを表示させないようにするには、OSを最新バージョンへアップデートしてセキュリティを強化するのが一番効果的です。
OSを最新バージョンへアップデートしないままだと被るデメリット
OSを最新バージョンへアップデートしないままだと被るデメリットとしては、
- セキュリティ面が改善されないまま。
- せっかく追加された新しい機能が使えない。
- 元からある機能もそのまま。
- 不具合などもそのまま。
- 画面上のデザインも古い状態のまま。
などが考えられます。
デメリットについては、OSを最新バージョンにアップデートした場合のメリットのほぼ逆の状態だと考えていいでしょう。
特に、OSの最新バージョンで追加された新しい機能が使えないのは痛いですね。
スマートフォンの世界は日進月歩であり、次々に革新的な機能が開発されています。
ちょっと前に開発された新機能が、すぐに当たり前のように使われるようになることも日常茶飯事です。
周りの人たちが当たり前のように使っている便利な機能を、あなただけが活用できていないという残念なことになるかもしれません。
OSを最新バージョンへアップデートする際に注意する点
OSを最新バージョンへアップデートする際には、以下の点について注意してください。
万が一に備えて重要なデータのバックアップを取っておくべき
OSを最新バージョンへアップデートする際には、万が一に備えて重要なデータのバックアップを取っておくべきです。
AndroidスマホのOSを最新バージョンへアップデートすることで、データが失われるなどの事態が起こる可能性は非常に低いですが、念のため重要なデータについてはバックアップを取っておくと安心です。
OSを古いバージョンに戻すことはできないと考えたほうがいい
ネット上には、AndroidスマホのOSを古いバージョンに戻す、いわゆるダウングレードなどの情報などがありますが、これらは裏技的なものであり、基本的におすすめできるものではありません。
わざわざAndroidスマホが故障してしまうリスクを冒してまで、ダウングレードする必要は全くありません。
AndroidスマホのOSを最新バージョンへアップデートした場合、基本的には古いバージョンへ戻すことはできないと考えたほうがいいでしょう。
古いAndroidスマホはOSを最新バージョンへアップデートできない可能性がある
古いAndroidスマホは、スペック上の問題からOSを最新バージョンへアップデートすることができない可能性があります。
このあたりについては、契約している携帯電話会社や利用しているスマートフォンを製造しているメーカーなどに問い合わせてみてください。
念のためストレージの空き容量をきちんと確認しておく
当たり前のことですが、OSを最新バージョンへアップデートする前に、ストレージの空き容量を確認しておきましょう。
ストレージの空き容量を確認してみたら、意外に少ない・・・という場合は、こちらの記事を参考にしてください。
OSを最新バージョンへアップデートにはある程度時間がかかることを覚悟しておく
AndroidスマホのOSは、デバイスの頭脳的な存在であるため、通常のアプリに比べてサイズが大きくなっています。
当然ながら、OSを最新バージョンへアップデートするには、時間がかかる可能性が高くなります。
会社や学校へ出かける前に、OSを最新バージョンへアップデートしておこう・・・などと時間を考慮しない場合、アップデートに時間がかかってしまい、会社や学校に遅れてしまいかねません。
また、OSを最新バージョンへアップデートするのにかかる時間ですが、アップデートするサイズであったり、ユーザーの通信環境によって大きく異なるため、一概にこのくらいの時間がかかると明言することはできません。
きちんと時間に余裕があるときに、OSを最新バージョンへアップデートしてください。
Wi-Fiに接続できる環境でOSを最新バージョンへアップデートする
ほとんどのAndroidスマホが、Wi-Fiに接続できる環境でないとOSを最新バージョンへアップデートできないようになっています。
一部のAndroidスマホでは、モバイルデータ通信を使ってOSを最新バージョンへアップデートすることができますが、経済面を考えるとあまりおすすめできません。
後述しますが、OSを最新バージョンへアップデートする際には、充電しながらがベストなため、自宅などのWi-Fiに接続できる環境がおすすめです。
念のため充電しながらOSを最新バージョンへアップデートすべき
OSを最新バージョンへアップデートする際には、念のため充電しながら行うのがベストです。
充電せずにアップデートを行うと、途中でバッテリー残量がゼロになってしまう可能性があります。
Androidスマホのバッテリー残量がゼロになってしまった場合は、当然ながらアップデートは途中でストップしてしまいます。
アップデートが途中でストップしてしまった場合、再度充電を行ってアップデートを継続する二度手間となってしまうので注意してください。
OSを最新バージョンへアップデートさせる方法
OSを最新バージョンへアップデートさせるには、

「アプリの一覧」画面が表示されるので、「設定」をタップします。(「設定」が「ホーム」画面にある場合は、「ホーム」画面からタップしてください)

「設定」画面が表示されるので、「システム」をタップします。

「システム」の画面が表示されるので、「詳細設定」をタップします。

「詳細設定」をタップすると新しい項目が表示されるので、「システムアップデート」をタップします。

「システムアップデート」の画面が表示されます。
この画面の右下にある「アップデートを確認」をタップすると、現在利用しているOSのバージョンよりも新しいものがあるのかを確認し、新しいバージョンがあればアップデートできるようになっています。
よくわからない場合は携帯電話会社でアップデートを代行してもらうこともできる
OSを最新のバージョンへアップデートしたいけど、やり方がよくわからないという場合は、携帯電話会社の直営店でアップデートを代行してもらうことができます。
アップデートの代行を行ってくれる携帯会社は、NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの4社。(この4社以外の携帯電話会社では、アップデートの代行は行っていません)
上記の4社と契約しているユーザーは、契約している携帯電話会社の直営店へAndroidスマホを持っていき、無料でアップデートを代行してもらえます。
注意点としては、携帯電話会社の直営店は混雑が予想されるため、あらかじめ電話やネットで予約を取っておくことをおすすめします。
予約なしでいきなり携帯電話会社の直営店へ行った場合は、長時間待たされたり、予約を取って後日に先送りされる可能性が大です。
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、OSを最新バージョンへアップデートさせる方法を詳しく解説してみました。
AndroidスマホのOSについては、新しいバージョンが登場するたびに数多くの新機能が追加され、セキュリティも強化されていきます。
Androidスマホを効率的かつ安全に使うためには、できるだけ最新バージョンのOSを使うのがベストです。
ぜひ、この記事を参考にして、AndroidスマホのOSを最新バージョンへアップデートしてみてください。
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