この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、OSのバージョンアップにおける限界についてくわしく解説します。
なぜAndroidスマホのOSのバージョンアップには限界があるのか?
メーカーのサポート期間が過ぎてしまうとOSをバージョンアップさせることはできない
Androidスマホでは、多くのメーカーが一定期間のOSのバージョンアップを保証しています。(Androidスマホの機種によっては、発売した時点以降のOSのバージョンアップ自体を行わないものもあります)
逆にいえば、メーカーのサポート期間が過ぎてしまうと、AndroidスマホのOSをバージョンアップすることができなくなるということです。
AndroidスマホのOSについては、サポート期間が過ぎたあとに、無理やりバージョンアップさせることなどは基本的にできません。
Androidスマホのスペックによる限界があらかじめ想定されている
なぜ多くのメーカーがOSのバージョンアップを一定の期間までしか保証してくれないのかといえば、Androidスマホのスペックによる限界があらかじめ想定されているからです。
AndroidスマホのOSはバージョンアップされるごとに、
- 新しい機能
- 高いセキュリティ性能
などを獲得することができます。
新しい機能や高いセキュリティ性能は、ユーザーに便利さだったり、安全性をもたらしてくれますが、その反面、より大きなメモリ容量やストレージの空き容量が必要になってきます。
メモリ容量やストレージの空き容量といったスペック面での限界が想定されているからこそ、メーカーとしては将来のOSのバージョンアップについては、一定の期間までしか保証できませんと宣言しているわけですね。
Androidスマホのストレージの空き容量にも注意しよう
スペック面での限界についてはすでに述べましたが、注意したいのがAndroidスマホのストレージの空き容量です。
AndroidのOSはバージョンアップされるたびに、新しい機能や高い安全性が得られる分、サイズ自体がどんどん大きくなっていきます。
メーカーが保証している期間内でのOSのバージョンアップであっても、アプリやコンテンツなどをインストールし過ぎてしまい、Androidスマホのストレージの空き容量が不足してしまうと、バージョンアップ自体が困難になってしまいます。
もし、メーカーが保証してくれている期間内にもかかわらず、AndroidスマホのOSをバージョンアップすることができないという場合は、端末のストレージの空き容量を増やしてみましょう。
Androidスマホのストレージの空き容量を増やすには、こちらの記事を参考にしてみてください。
AndroidスマホのOSのバージョンが古いままでも大丈夫なのか?
メーカーの保証期間が過ぎてしまい、AndroidスマホのOSをバージョンアップすることができない・・・こういった場合は、AndroidスマホのOSのバージョンは古いままとなってしまいます。
ここで「AndroidスマホのOSのバージョンは古いままでも大丈夫なのか?」と疑問に感じる人もいるでしょう。
基本的には、メーカーのサポートが継続中であれば大丈夫です。
セキュリティ面については、当然ながらAndroidのOSののバージョンが最新のものに近くなるほど、信頼性がより高まりますが、ふつうに使う分にはまず問題ありません。(「Google Play ストア」以外から、よくわからないアプリをインストールして使うなど、ふつうでない使い方をする場合は、問題がないとはいいきれませんが・・・)
どうしても最新のバージョンが使いたい場合は?
どうしても最新のバージョンが使いたいという場合は、最新のバージョンに対応しているAndroidスマホに買い替えるしかありません。
Androidスマホを買い替える際は、その端末が最新のバージョンに対応しているのかをきちんと確認し、OSのバージョンアップをどの程度の期間保証しているのかも考慮してから購入するようにしましょう。
今使っているAndroidのOSのバージョンを確認する方法
念のため、今使っているAndroidスマホのOSのバージョンを確認する方法についても見ていきましょう。
今使っているAndroidスマホのOSのバージョンを確認するには、
「設定」をタップします。(「設定」は上記のような歯車の形をしたアイコンになります。「ホーム」画面か「アプリの一覧」画面にあります)
「設定」画面が表示されるので、「デバイス情報」をタップします。
「デバイス情報」の画面が表示されるので、「Androidバージョン」をタップします。
「Androidバージョン」の画面が表示されます。
この画面の一番上にある「Androidバージョン」のところを見ると、今使っているAndroidスマホOSのバージョンを確認することができます。(ちなみに上記では「Androidバージョン」のところが「12」となっています。これはこの端末に搭載されているOSが「Android12」であることを示しています)
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、OSのバージョンアップにおける限界についてくわしく解説してみました。
この記事の内容をまとめてみると、
- Androidスマホでは、メーカーのサポート期間が過ぎてしまうとOSをバージョンアップさせることができない。
- AndroidスマホのOSについては、メーカーのサポート期間が過ぎたあとに、無理やりバージョンアップさせることなどは基本的にできない点に注意する。
- なぜ多くのメーカーがOSのバージョンアップを一定の期間までしか保証しないのかといえば、Androidスマホのスペックによる限界があらかじめ想定されているから。
- メモリ容量やストレージの空き容量といったスペック面での限界が想定されているからこそ、メーカーとしては将来のOSのバージョンアップについては、一定の期間までしか保証できない。
- メーカーが保証している期間内でのOSのバージョンアップであっても、アプリやコンテンツなどをインストールし過ぎてしまい、Androidスマホのストレージの空き容量が不足してしまうと、バージョンアップ自体が困難になってしまう点に注意する。
- もしもメーカーが保証してくれている期間内にもかかわらず、AndroidスマホのOSをバージョンアップすることができないという場合は、ストレージの空き容量を増やしてみよう。
- AndroidスマホのOSをバージョンアップすることができず、OSのバージョンは古いままとなっていても、基本的にはメーカーのサポートが継続中であれば大丈夫。
- ただし、「Google Play ストア」以外から、よくわからないアプリをインストールして使うなど、ふつうでない使い方をする場合は、要注意。
- どうしても最新のバージョンが使いたいという場合は、最新のバージョンに対応しているAndroidスマホに買い替えるしかない。
- Androidスマホを買い替える際は、その端末がきちんと最新のバージョンに対応しているのか、OSのバージョンアップをどの程度の期間保証しているのかについて考慮して購入すべき。
- 今使っているAndroidスマホのOSのバージョンを確認するには、「設定」→「デバイス情報」→「Androidバージョン」と操作して、「Androidバージョン」というところを見る。
となります。
ぜひこの記事を参考にして、今使っているAndroidスマホのOSをバージョンアップできるのかどうかを確認したり、最新のバージョンを使いたい場合は新しいAndroidスマホに買い替えるなどの対応をしてみてください。
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参考
※この記事で解説した内容は、Androidのバージョンや機種によって異なる場合があるので注意してください。
※この記事で解説した内容は、更新した時点(2023年2月19日)のものになります。