Androidスマホはとても便利な道具ですが、耐久消費財でもあります。
使っている期間が長くなれば、当然ながら動作が重く(遅く)なってきます。
せっかく高いお金を払って購入したAndroidスマホですから、できるだけ長く快適に使いたいものですね。
そこでこの記事では、重くなってきたAndroidスマホを、できるだけかんたんに高速化する方法をまとめて紹介します。
まずは再起動してみる
Androidスマホを高速化したい場合は、まずは「再起動」してみましょう。

Androidスマホの「電源ボタン」を長押しすると、上記のように「メニュー」が表示されるので、「再起動」をタップしましょう。
パソコンでは、新しいソフトウェアをインストールしたり、バージョンアップした際に、再起動してメンテナンスを行います。
Androidスマホも同じで「再起動」を行うと、スマホ内部のシステムが一旦クリアされたり、最適な設定に戻してくれたりと、いろいろとメンテナンスをしてくれます。
かんたんにできる方法なので、一日一回は再起動することをお勧めします。
ちなみに、Androidスマホの電源をオフにする場合も同じ効果があります。
寝ている間はAndroidスマホを使わないので電源を切っているという人は、朝起きてスマホの電源を入れる際に、再起動と同様にメンテナンスが行われます。
アプリをきちんと終了しておく
初心者にありがちなのが、「ホームキー」をタップして、アプリを終了させたと勘違いしている状態です。
「ホームキー」をタップすると、アプリは非表示になりますが、バックグラウンドで待機している状態になっているだけです。
たとえ電源をオフにしたり、再起動したりしても、アプリがバックグラウンドで起動したままの状態は解消されません。
多くのアプリがバックグラウンドで起動したままだと、当然メモリを圧迫します。
メモリの不足によって動作がどんどん遅くなる、最悪の場合はAndroidスマホが強制終了してしまうこともあります。

アプリをきちんと終了させるには、Androidスマホの「ホーム」画面を開き、下から上にスワイプします。

下から上にスワイプすると、上記のように「バックグラウンドで起動中のアプリ一覧」が表示されます。
この画面で、「きちんと終了させたいアプリ」を選択して、下から上にスワイプします。
該当のアプリを下から上にスワイプすると、起動中のアプリをきちんと終了させることができます。
アプリのキャッシュを削除する
アプリのなかには動作を高速にするため、キャッシュと呼ばれる一時ファイルを保存するものが多くあります。
例えば、ブラウザアプリは、アクセスしたウェブサイトのデータなどをキャッシュとして一時的に蓄積しておきます。
次に同じウェブサイトにアクセスしたときには、ブラウザアプリが管理しているキャッシュデータから読み出して、素早くウェブサイトを表示してくれます。
本来なら、キャッシュは動作を高速化してくれる便利なものですが、キャッシュの容量がどんどん増えていくと、ストレージに大量に溜まってしまいます。(ストレージとは、データが保存、保管される場所のことです)
そのため、定期的にアプリのキャッシュを削除することで、アプリを快適に使うことができます。
アプリのキャッシュを削除するには、(ここでは例として、ブラウザアプリの「GoogleChrome(グーグルクローム)」のキャッシュを削除してみます)

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「アプリと通知」をタップします。

「アプリと通知」画面が表示されるので、「Chrome」をタップします。

「Google Chromeのアプリ情報」画面が表示されるので、「ストレージ」をタップします。

「Google Chromeのメモリ」画面が表示されます。
この画面で「キャッシュを削除」をタップすると、該当のアプリのキャッシュが削除されます。
不要なアプリを削除する
基本的なことですが、使わなくなったアプリは削除しておきましょう。
使わなくなったアプリを削除するには、(ここでは例として、ニュースアプリの「SmartNews(スマートニュース)」を削除してみます)

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「アプリと通知」をタップします。

「アプリと通知」画面が表示されるので、「SmartNews」をタップします。

「SmartNewsのアプリ情報」画面が表示されます。
この画面で「アンインストール」をタップすると、該当のアプリを削除することができます。
アプリをきちんとアップデートしておく
アプリを最新のバージョンにアップデートすることで、新しい機能の追加や不具合の改善以外にも動作速度が改善される場合があります。
アプリを最新のバージョンにアップデートするには、

Androidスマホの「ホーム」画面を開き、「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストア」が開くので、画面左上の「ハンバーガーアイコン」をタップします。

「メニュー」が表示されるので、「マイアプリ&ゲーム」をタップします。

「マイアプリ&ゲーム」の画面が表示されます。
この画面で、アプリを最新のバージョンにアップデートすることができます。
最新でないアプリがある場合は、「すべて更新」をタップすることで、アプリを最新のバージョンにアップデートすることが可能になっています。
アプリを自動更新するように設定しておくと便利
いちいち手動でアプリをアップデートするのは面倒くさいという人は、アプリが自動更新されるように設定しておくと便利です。
アプリが自動更新されるように設定するには、

Androidスマホの「ホーム」画面を開き、「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストア」が開くので、画面左上の「ハンバーガーアイコン」をタップします。

「メニュー」が表示されるので、「設定」をタップします。

「Google Play ストアの設定」画面が表示されるので、「アプリの自動更新」の項目をタップします。

「アプリの自動更新」というメニューが表示されるので、「Wi-Fi経由のみ」を選択し、「完了」をタップします。(「ネットワークの指定なし」を選択しても構いませんが、経済的な面を考えると「Wi-Fi経由のみ」を選択しておいたほうが良いでしょう)

これで、アプリが自動更新されるように設定されました。(Wi-Fi接続されているときに、アプリが自動更新されるため、経済的にもかなりお得です)
まとめ
この記事では、重くなってきたAndroidスマホを、できるだけかんたんに高速化する方法をまとめて紹介してみました。
どの方法もかんたんに試すことができるので、どんどん活用してみてください。
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※この記事で解説した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※この記事で解説した内容は、更新した時点(2023年3月9日)のものであり、Google Pixel 3a(Android 11)で検証を行なっています。