Androidスマホでは、アプリを自動的にアップデートするように設定しておくこともできますし、手動ですばやくアップデートすることもできます。
しかしながら、「アプリを自動的にアップデートするように設定しているのに、きちんとアップデートされない」、「手動でアップデートしようとしてもうまくいかない」などの理由で困っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、アプリをアップデートできない場合の対処法についてくわしく解説します。
まずはアプリをアップデートする正しい方法を確認しよう
まずはアプリをアップデートする正しい方法を確認しておきましょう。
Androidスマホでは、以下の3つの方法でアプリをアップデートさせることができます。
すべてのアプリを自動でアップデートする方法を確認する
すべてのアプリを自動でアップデートする方法を確認するには、

「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストア」アプリが開くので、画面左上にある「メニュー」アイコンをタップします。

「Google Play ストアのメニュー」が表示されるので、「設定」をタップします。

「Google Play ストアの設定」画面が表示されるので、「アプリの自動更新」をタップします。

「アプリの自動更新」という「メニュー」が表示されます。
この「メニュー」で、
- ネットワークの指定なし
- Wi-Fi経由のみ
- アプリを自動更新しない
の3つの選択肢を選ぶことができます。
すべてのアプリを自動でアップデートするには、「ネットワークの指定なし」か、「Wi-Fi経由のみ」を選びましょう。
なお、モバイルデータ通信量を節約したい場合は、「ネットワークの指定なし」よりも「Wi-Fi経由のみ」を選ぶことをおすすめします。(「Wi-Fi経由のみ」を選んでおくと、自宅や職場などのWi-Fiがつながる環境下にあるときだけ、アプリのアップデートを自動的に行ってくれます)
アプリごとに自動でアップデートする方法を確認する
アプリごとに自動でアップデートする方法を確認するには、

「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストア」アプリが開くので、画面左上にある「メニュー」アイコンをタップします。

「Google Play ストアのメニュー」が表示されるので、「マイアプリ&ゲーム」をタップします。

「マイアプリ&ゲーム」の画面が表示されるので、「自動でアップデートしたいアプリ」をタップします。(この画面で、「自動でアップデートしたいアプリ」が表示されない場合は、「インストール済み」タブをタップして、そちらから探してみてください)

「自動でアップデートしたいアプリ」の画面が表示されるので、画面右上にある「その他」アイコンをタップします。(「その他」アイコンは、3つの点が縦にならんだ形のアイコンになります)

上記のような「メニュー」が表示されるので、「自動更新の有効化」の右側に「レ点」が付いてるか確認してください。
「レ点」が付いていれば、そのアプリは自動でアップデートされるように設定されていることが確認できます。
もしも「レ点」が付いていない場合は、「自動更新の有効化」をタップして「レ点」が付いている状態にしてください。
アプリを手動でアップデートする方法を確認する
アプリを手動でアップデートするには、

「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストア」アプリが開くので、画面左上にある「メニュー」アイコンをタップします。

「Google Play ストアのメニュー」が表示されるので、「マイアプリ&ゲーム」をタップします。

「マイアプリ&ゲーム」の画面が表示されます。
この画面で、「アップデート保留中」の右側にある「すべて更新」をタップすることで、手動でアプリのアップデートを行うことができます。(アップデートの対象がない場合は、上記の「アップデート保留中」は表示されませんので注意してください)
アプリをアップデートできない場合の対処法
正しいアプリのアップデート方法を試してみてもうまくいかない場合は、以下の対処法を試してみてください。
Androidスマホを再起動する
Androidスマホに不具合が生じていて、アプリをアップデートできない可能性があります。
ちょっとした不具合程度なら、システムの再起動で解消される可能性があるので、Androidスマホを再起動してみましょう。
Androidスマホを再起動するには、端末の側面にある「電源ボタン」を長押しします。

「電源ボタン」を長押しして、画面が変化したら「再起動」をタップします。(「電源ボタン」を長押しして変化する画面は、機種やOSのバージョンによって異なりますが、とりあえず「再起動」をタップすればOKです)
「再起動」をタップすると、自動的に端末の電源が切れ、その後に再起動されます。
インターネットの接続状況を確認する
インターネットの接続状況に問題があり、アプリをアップデートできない可能性があります。
インターネットの接続状況に問題はないか確認しましょう。
インターネットの接続状況を確認するには、ブラウザアプリであるChromeからウェブサイトを見てみるのが一番です。

きちんとウェブサイトを見ることができれば、問題ありません。
ただし、「ウェブサイトは見られるけど、表示されるまでに時間がかかる・・・」という場合は、インターネットの接続状況が悪い可能性があります。
そういった場合は、念のため、インターネットをつなぎ直してみましょう。
インターネットをつなぎ直すには、「機内モード」のオンオフを活用するやり方が簡単です。(「機内モード」のオンオフを活用することで、一度にWi-Fiとモバイルデータ通信をつなぎ直すことができます)
機内モードのオンオフを行うには、

Androidスマホの「ホーム」画面を表示して、画面を上から下にに2回スワイプします。

画面を上から下に2回スワイプすると、「クイック設定パネル」が表示されるので、「機内モード」のアイコンを確認してください。
「機内モード」のアイコンを2回タップすることで、機内モードのオンオフを行うことができます。
機内モードのオンオフを行い、インターネットをつなぎ直してみたら、再度Chromeからウェブサイトがすばやく表示されるか確認してみてください。
アプリのキャッシュを削除する
アプリのキャッシュが蓄積され過ぎてしまって不具合が生じ、アプリをアップデートすることができない可能性があります。
アプリのキャッシュを削除しましょう。
アプリのキャッシュを削除するには、(ここでは例として、ブラウザアプリの「Chrome」のキャッシュを削除してみます)

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「アプリと通知」をタップします。

「アプリと通知」の画面が表示されるので、「〇〇個のアプリをすべて表示」をタップします。

「アプリ情報」の画面が表示されるので、「Chrome」をタップします。

「Chromeのアプリ情報」の画面が表示されるので、「ストレージとキャッシュ」をタップします。

「Chromeのストレージとキャッシュ」の画面が表示されるので、「キャッシュを削除」をタップします。

「キャッシュを削除」をタップすると、Chromeアプリのキャッシュが削除されます。
上記の画面のように、「キャッシュ」の項目が「0B」に変化しているのを確認してください。
もしも「キャッシュ」の項目が「0B」に変化していなかった場合は、きちんとキャッシュが削除されていません。
もう一度、「キャッシュを削除」をタップしてください。
上記のやり方で、アプリのキャッシュを削除できない場合は、こちらの記事を参考にしてください。
「Google Play ストア」アプリのキャッシュを削除する
念のため、該当するアプリだけでなく、アプリのアップデートに関連する「Google Play ストア」アプリのキャッシュも削除しておきましょう。
「Google Play ストア」アプリのキャッシュを削除するには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「アプリと通知」をタップします。

「アプリと通知」の画面が表示されるので、「〇〇個のアプリをすべて表示」をタップします。

「アプリ情報」の画面が表示されるので、「Google Play ストア」をタップします。

「Google Play ストアのアプリ情報」の画面が表示されるので、「ストレージとキャッシュ」をタップします。

「Google Play ストアのストレージとキャッシュ」の画面が表示されるので、「キャッシュを削除」をタップします。
これで、「Google Play ストア」アプリのキャッシュが削除されます。
ストレージの空き容量を確保する
Androidヘルプによると、ストレージの空き容量が10%以下になってしまうと、Androidスマホに不具合が生じてしまう可能性があるようです。
Androidスマホのストレージの空き容量を確保するようにしましょう。
Androidスマホのストレージの空き容量を確保しておくには、
- 撮影した写真や動画はGoogleフォトにバックアップして、端末からは削除する。
- 不要になったアプリは、削除する。
- 定期的にアプリのキャッシュを削除する。
- 不要になったファイルは、削除する。
- ダウンロードした映画や音楽などのコンテンツは、不要になった時点で削除する。
などの対処法が有効です。
Androidスマホのストレージの空き容量を確保する方法についてもっとくわしく知りたいという場合は、こちらの記事を参考にしてください。
AndroidのOSに新しいバージョンのアップデートがないか確認する
AndroidのOSを最新のバージョンにアップデートすることで、アプリをアップデートできない不具合が解消される可能性があります。
AndroidのOSに新しいバージョンのアップデートがないか確認しましょう。
AndroidのOSに新しいバージョンのアップデートがないか確認するには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「システム」をタップします。

「システム」の画面が表示されるので、「詳細設定」をタップします。

新しい項目が表示されるので、「システムアップデート」をタップします。

「システムアップデート」の画面が表示されます。
この画面の右下にある「アップデートを確認」をタップすると、現在利用しているAndroidのOSに新しいバージョンがあるのかどうかを確認し、新しいバージョンがあればアップデートできるようになっています。
新しいバージョンがあれば、きちんとアップデートしましょう。
上記のやり方でAndroidスマホでOSをバージョンアップできない場合は、こちらの記事を参考にしてください。
どうやってもアプリをアップデートできない場合は?
ここまでの対処法を試してもダメな場合は、Androidスマホが故障している可能性があります。
Androidスマホが故障している場合は、個人の力ではどうしようもありません。
契約している携帯電話会社のサポートなどに相談してみましょう。
また、Androidスマホを長く使っている場合は、これを機会に新しいスマホに買い替えるのもいいでしょう。
「新しいスマホに買い替えたいけど、わざわざショップまで行って、長時間待たされるのは面倒だな・・・」と感じる人は、オンラインから手続きする方法がおすすめです。
オンラインから手続きすると、
- わざわざショップまで行く必要がない。
- 待ち時間なしで、24時間いつでも手続きが可能。
- 新しいスマホを無料で自宅まで届けてくれる。
- オンライン限定のお得なキャンペーンを利用できる。
などのメリットがあります。
時間やお金を節約したい人には、うってつけですね。
オンラインから手続きする場合は、こちらからどうぞ。
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、アプリをアップデートできない場合の対処法についてくわしく解説してみました。
この記事の内容をまとめてみると、
- まずはアプリをアップデートする正しい方法を確認する。
- Androidスマホを再起動する。
- インターネットの接続状況を確認する。
- アプリのキャッシュを削除する。
- 「Google Play ストア」アプリのキャッシュを削除する。
- ストレージの空き容量を確保する。
- AndroidのOSに最新バージョンのアップデートがないか確認する。
- どうやってもアプリをアップデートできない場合は、契約している携帯電話会社のサポートなどに相談するか、新しいスマホに買い替える。
となります。
ぜひこの記事を参考にして、うまくアプリをアップデートできるように改善してみてください。
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参考
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