この記事では、Androidスマホを使っているうちに、充電するスピードが遅くなった場合の対処法についてくわしく解説します。
Androidスマホの充電が遅くなる原因は?
Androidスマホの充電が遅くなる原因は、
- 充電用のケーブルが劣化してしまった。
- Androidスマホのポート(ケーブルと接続する部分)にちりやごみが付着して、接触不良を起こしている。
- Androidスマホのバッテリーが、完全放電された状態になっている。
- Androidスマホに不具合が生じている。
- Androidスマホが最新のアップデートに対応していない。
- Androidスマホのバッテリーの寿命が近づいている。
- Androidスマホが故障している。
などが考えられます。
上記のように、Androidスマホの充電が遅くなる原因については数多くあり、原因を特定するのが難しくなっています。
できれば、以下の対処法をやりやすいものから試してみてください。
Androidスマホの充電が遅くなった場合の対処法
まずは充電用のケーブルが劣化していないかを確認する
まずは、充電用のケーブルが劣化していないかを確認しましょう。
Androidスマホを充電する際には、「Androidスマホ」、「ケーブル」、「充電器」の3つをつないで充電を行います。
充電器が故障した場合は充電自体ができなくなりますが、ケーブルは劣化していくことで充電のスピードに影響を与えます。
毎日の充電で知らず知らずのうちに、ケーブルにダメージを与えてしまっている可能性があります。
ケーブルの被膜(ひまく)が破れてしまったり、線が伸びきってしまっていないか確認してみましょう。
できれば、自分で使っているケーブルの代わりに、家族のケーブルなどを使って充電してみてください。
家族のケーブルなどを使って充電してみた結果、充電するスピードが元に戻ったという場合は、あなたの使っているケーブルが劣化していることになります。
ケーブルが劣化していた場合は、新しいケーブルに買い替えましょう。
Androidスマホのポートにちりやごみが付着していないかを確認する
次に、Androidスマホのポートにちりやごみが付着していないかを確認しましょう。
Androidスマホのポートとは、充電する際にケーブルを差し込む部分のことです。
小さな差し込み口なので、注意して見てください。
Androidスマホのポートにちりやごみが付着していた場合は、きれいに掃除しましょう。
なお、Androidスマホのポートを掃除する際には、傷をつけないように注意することが必要です。
具体的には、
- 鉛筆
- シャープペン
- ピンセット
- つまようじ
- 耳かき
などは、ポートに傷をつけてしまう可能性があるため、絶対に使わないようにしてください。
できれば、柔らかくて繊維の細かいクリーニングクロスなどを使って掃除するのがおすすめです。
とにかくポート内を傷つけないよう、丁寧に掃除するようにしてください。
バッテリーが完全放電された状態なのかを確認する
Androidスマホのバッテリーが、完全放電された状態なのかを確認しましょう。
Androidスマホにおけるバッテリーが完全放電された状態とは、バッテリーに蓄積された電力が完全になくなっている状態を意味します。
バッテリーに蓄積された電力が完全になくなってしまうと、充電が不十分であるため、Androidスマホの電源が入らなくなります。
このため、充電が遅くなっているどころか、きちんと充電されているのか?すら判断しにくくなります。
Androidスマホのバッテリーが完全放電された状態なのかを確認するには、端末を充電している状態にし、画面に赤のライトが点灯するかどうかを確認してください。
Androidスマホの画面に赤のライトが点灯した場合は、端末が完全放電された状態です。
Androidスマホのバッテリーが完全放電されている場合、充電するスピードが遅くなることはありません。
たんにバッテリーに蓄積された電力がなくなっている状態であるだけなので、そのまま充電を続けてください。
Androidスマホを再起動する
Androidスマホ自体に不具合が生じていて、充電が遅くなっている可能性があります。
Androidスマホ自体の不具合を解消するには、端末を再起動するのが効果的です。
Androidスマホを再起動しましょう。
Androidスマホを再起動するには、端末の側面にある「電源ボタン」を長押しします。

「電源ボタン」を長押しすると、画面が変化するので「再起動」をタップします。(Androidスマホの機種やOSのバージョンによって、変化する画面が異なりますが、とりあえずは「再起動」というところをタップしてください)
「再起動」をタップすると、自動的にAndroidスマホの電源がオフになり、すぐに再起動します。
Androidスマホが最新のアップデートに対応しているのかを確認する
Androidスマホが最新のアップデートに対応していないために、端末に不具合が生じ、充電が遅くなってしまうことがあります。
Androidスマホが、きちんと最新のアップデートに対応しているのかを確認しましょう。
Androidスマホが最新のアップデートに対応しているのかを確認するには、

「設定」をタップします。(「設定」は、上記のような歯車の形をしたアイコンです。「ホーム」画面か「アプリの一覧」画面にあります)

「設定」画面が表示されるので、「システム」をタップします。

「システム」の画面が表示されるので、「詳細設定」をタップします。

「詳細設定」をタップすると、新しい項目が表示されるので、「システム アップデート」をタップします。

「システム アップデート」の画面が表示されます。
この画面で、Androidスマホが最新のアップデートに対応しているのかを確認することができます。
具体的には、画面の右下にある「アップデートを確認」をタップすると、さらに新しいアップデートがあるのかを確認することができます。
新しいアップデートがあった場合は、ここからアップデートを行ってみてください。
Androidスマホを最新のアップデートに対応させる方法について、もっとくわしく知りたいという場合は、こちらの記事をどうぞ。
なお、Androidスマホはスペックなどの問題により、Android OSを最新バージョンへアップデートできない場合もあります。
このあたりについては、Androidスマホを購入した販売店や契約している携帯電話会社のサポートなどに確認してみてください。
Android OSのバージョンアップにおける限界については、こちらの記事をどうぞ。
どうやっても改善されない場合は?
ここまでAndroidスマホの充電が遅くなった場合の対処法を解説してきましたが、どうやっても改善されない・・・という場合は、Androidスマホのバッテリーの寿命が近づいているか、故障している可能性があります。
Androidスマホのバッテリーが寿命に近づいている、もしくは故障している場合は、個人の力ではどうしようもありません。
Androidスマホを購入した販売店や契約している携帯電話会社のサポートなどに相談しましょう。
あるいは、これを機会にスマートフォンの買い替えを検討してみるのもいいでしょう。
スマートフォンを買い替える場合は、わざわざショップに行く必要はありません。
インターネットから手続きを行い、無駄な時間や労力を節約しましょう。
バッテリー交換はコスパ的にどうなのか?
Androidスマホのバッテリーが寿命に近づいている場合、携帯電話会社のサポートなどに相談してみると、バッテリーの交換を勧められます。
確かにバッテリーを交換することで、今使っているAndroidスマホを使い続けることができます。
しかしながら、Androidスマホの性能は日進月歩でどんどん向上しています。
長い間使っているAndroidスマホについては、買い替えたほうがいいでしょう。
バッテリーの交換には当然ながら修理代金がかかりますが、このお金をAndroidスマホを買い替える代金の一部にしたほうがコスパ的にもおすすめです。
Androidスマホのバッテリーを長く使うためには?
バッテリー交換はコスパ的にあまりおすすめできない点を説明しましたが、できることならバッテリーを長く使い続けたいものです。
Androidスマホのバッテリーを長く使うためには、
- 端末に付属している専用のケーブルと充電器を使って、充電を行う。
- 端末が熱くなり過ぎる事態は避ける。
- 充電する際は、満充電を避け、満充電の手前で充電をやめる。
以上の3点が効果的です。
上記の3点について、くわしく見ていきましょう。
端末専用のケーブルと充電器を使って充電を行う
Androidヘルプによると、Androidスマホのバッテリーを長く使うためには、端末専用のケーブルと充電器を使って充電を行うことを推奨しています。
該当するAndroid端末に合わせて設計・制作された専用のケーブルと充電器を使うことで、バッテリーを長く使う以外にも、効率的な充電、バッテリーの故障を防げるなどのメリットを挙げています。
よほどの理由がなければ、Androidスマホを購入したときに付属してくる専用のケーブルと充電器を使うようにしましょう。
端末が熱くなり過ぎる事態を避ける
Androidヘルプによると、Androidスマホのバッテリーを長く使うためには、端末が熱くなり過ぎる事態を避けるように注意喚起しています。
Androidスマホを使っていない状態であっても、端末が熱くなり過ぎると、バッテリーがより早く消耗します。
こういう形でのバッテリーの消耗は、バッテリーの故障の原因にもなりますので要注意です。
とにかく、夏場の気温の高い時期などに、Androidスマホを直射日光を長時間浴びている状態で放置するなどして、端末を熱くなり過ぎる事態は絶対に避けましょう。
充電する際には満充電の手前でやめる
Androidヘルプによると、Androidスマホのバッテリーを長く使うためには、充電する際には満充電を避けることを注意喚起しています。
満充電の状態のまま、長く充電を行ってしまうとバッテリーによくありません。
Androidスマホを充電していて、満充電の手前になったら、充電をやめるようにしましょう。
スマホの満充電の弊害については、こちらの記事をどうぞ。
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、充電が遅くなった場合の対処法についてくわしく解説してみました。
Androidスマホの充電スピードが遅くなってしまう場合、原因が数多くあり、特定するのが難しくなっています。
ぜひこの記事を参考にして、Androidスマホの充電スピードを元の状態に戻せるよう改善してみてください。
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※この記事で解説した内容は、Androidのバージョンや機種によって異なる場合があるので注意してください。
※この記事で解説した内容は、更新した時点(2023年2月1日)のものになります。