この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす方法についてくわしく解説します。
白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす前に確認しておくべきこと
「白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどしたい・・・」という場合、「画面が白黒(モノクロ)になってしまった原因が何なのか?」がわかっていれば特に問題はありません。
逆に「原因はよくわからないけど、画面が白黒(モノクロ)になってしまった・・・」という場合は、注意しておかなければなりません。
Androidスマホでは、複数の機能で画面を白黒(モノクロ)、もしくは白黒(モノクロ)に近い状態にすることができるからです。
原因がよくわからない状態で白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどしたい場合は、以下の「白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす方法」を見て、上から順番に画面を元にもどす方法を試していきましょう。(「白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす方法」のところでは、誤って画面を白黒にしてしまう確率が高いと推測したものから順番に、画面を元にもどす方法を解説しています)
白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす方法
「おやすみ時間モード」をオフにして画面を元にもどす方法
Androidスマホでは、ユーザーが寝ているときのために、端末をを消音状態にし、画面を白黒(モノクロ)にしてくれる「おやすみ時間モード」という機能が搭載されてます。
「おやすみ時間モード」は「クイック設定」を操作すれば、かんたんに画面を白黒(モノクロ)に切り替えることができるため、まずはこれから見ていきましょう。
「おやすみ時間モード」をオフにして画面を元にもどすには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

画面を上から下に2回スワイプすると、「クイック設定」が大きく表示されます。(画面を上から下に1回だけスワイプすると、「クイック設定」が小さく表示されます。「クイック設定」が小さく表示された場合では「おやすみ時間モード」のタイルが見つからない可能性が高いので、念のため、画面を上から下に2回スワイプして、「クイック設定」を大きく表示させるようにしましょう)
「クイック設定」を大きく表示したら、「おやすみ時間モード」のタイルを探して、「おやすみ時間モード」がオンになっているのか確認しましょう。(ここで「おやすみ時間モード」のタイルが見つからない場合は、「クイック設定」を右から左にスワイプして、ページを切り替えてみましょう)
「おやすみ時間モード」がオンになっていた場合は、「おやすみ時間モード」のタイルをタップします。

「おやすみ時間モード」のタイルをタップすると、「おやすみ時間モード」がオフになり、

画面が元にもどります。
「色反転」をオフにして画面を元にもどす方法
「おやすみ時間モード」がオフだった場合は、「色反転」をオフにしてみましょう。(「色反転」という機能については、その名のとおり色が反転して表示される機能です。全体的な印象としては、モノクロというよりはやや暗い感じの画面になります)
「色反転」をオフにして画面を元にもどすには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

「クイック設定」が大きく表示されるので、「色反転」のタイルを探して、「色反転」がオンになっているのかを確認します。
「色反転」がオンになっていた場合は、「色反転」のタイルをタップします。

「色反転」のタイルをタップすると、「色反転」がオフになり、

画面が元にもどります。
「夜間モード」をオフにして画面を元にもどす方法
「色反転」がオフだった場合は、「夜間モード」をオフにしてみましょう。(「夜間モード」とは薄暗い明かりの下でも画面を見やすくしてくれる機能です。モノクロというよりは赤味または黄味がかった色の画面になります。ちなみにAndroidスマホの機種によっては、「夜間モード」以外に「ナイトモード」、「ナイトシフト」、「読書灯」などの名称も使われています)
「夜間モード」をオフにして画面を元にもどすには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

「クイック設定」が大きく表示されるので、「夜間モード」のタイルを探して、「夜間モード」がオンになっているのか確認します。
「夜間モード」がオンになっていた場合は、その「夜間モード」のタイルをタップします。

「夜間モード」のタイルをタップすると、「夜間モード」がオフになって、

画面が元の状態にもどります。
「ダークモード」をオフにして画面を元にもどす方法
「夜間モード」がオフだった場合は、「ダークモード」をオフにしてみましょう。(「ダークモード」は、ディスプレイの背景を暗い色に変更してくれる機能です。モノクロというよりは、白い背景部分を黒くした感じになります。色反転にやや近い感じです)
「ダークモード」をオフにして画面を元にもどすには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

「クイック設定」が大きく表示されるので、「ダークモード」のタイルを探します。
「ダークモード」のタイルを見つけたら、「ダークモード」がオンになっているか確認します。
「ダークモード」がオンになっていた場合は、その「ダークモード」のタイルをタップします。

「ダークモード」のタイルをタップすると、「ダークモード」がオフになり、

画面が元にもどります。
ユーザー補助の「色補正」をオフにして画面を元にもどす方法
Androidスマホでは、ユーザー補助の「色補正」を活用して、ユーザーの色覚に合わせて画面を調整することができるようになっています。(この機能は一部のユーザーが活用しているものであり、この機能について聞いたことも使ったこともないという場合は、この段落は飛ばしても大丈夫です)
ユーザー補助の「色補正」の
- 第三色弱
- グレースケール
などを活用している場合は、ユーザー補助の「色補正」がオンになると、画面が白黒(モノクロ)に切り替わります。
ユーザー補助の「色補正」をオフにして画面を元にもどすには、

「設定」をタップします。(「設定」は、上記のような歯車の形をしたアイコンになります。「ホーム」画面か「アプリの一覧」画面にあります。「アプリの一覧」画面ってどこ?というユーザーは、Androidスマホの「ホーム」画面を下から上にスワイプしてみてください)

「設定」画面が表示されるので、「ユーザー補助」をタップします。

「ユーザー補助」の画面が表示されるので、「テキストと表示」をタップします。

「テキストと表示」の画面が表示されるので、「色補正」のところを確認してみましょう。
「色補正」が上記のようにオンになっていた場合は、「色補正」をタップします。

「色補正」の画面が表示されるので、「色補正を使用」の右側にある「スイッチ」をタップします。

「色補正を使用」の右側にある「スイッチ」をタップすると、ユーザー補助の「色補正」がオフとなり、

画面が元の状態にもどります。
開発者向けオプションの「色空間シミュレート」を無効にして画面を元にもどす方法
Androidスマホでは、ユーザー補助の「色補正」ととてもよく似た機能として、開発者向けオプションの「色空間シミュレート」が搭載されています。(こちらは文字通り、開発者向けの機能です。ユーザー補助の「色補正」と同じく、一部のユーザー向けの機能なので、この機能についてまったくわからないという場合は、この段落は飛ばしても大丈夫です)
開発者向けオプションの「色空間シミュレート」を無効にして画面を元にもどすには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「システム」をタップします。

「システム」の画面が表示されるので、「開発者向けオプション」をタップします。

「開発者向けオプション」の画面が表示されるので、「色空間シミュレート」のところを確認します。
「色空間シミュレート」のところが無効ではなく、他の表記になっている場合は、「色空間シミュレート」をタップします。

「色空間シミュレート」の「メニュー」が表示されるので、「無効」をタップします。

これで「色空間シミュレート」が無効となり、

画面が元にもどります。
なお、開発者向けオプションを過去に使った記憶があるけど、設定から開発者向けオプションを表示させることができないという場合は、こちらの記事を参考にしてください。
お休み時間モード中でも画面を白黒(モノクロ)にしないよう設定することができる
Androidスマホではユーザーの睡眠の邪魔をしないよう、おやすみ時間モード中は、画面をモノクロに表示されるように設定されています。
しかしながら、おやすみ時間モード中であっても、画面をモノクロ表示せず、ふつうの画面にしておきたいというユーザーもいるでしょう。
そういったユーザーのために、お休み時間モード中であっても、画面をモノクロにしないよう設定することもできます。
お休み時間モード中であっても、画面をモノクロにしないよう設定するには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップします。

「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」の画面が表示されるので、「おやすみ時間モード」をタップします。

「おやすみ時間モード」の画面が表示されるので、「カスタマイズ」をタップします。

「カスタマイズ」をタップすると、「おやすみ時間モード」の画面に新しい項目が表示されるので、「グレースケール」の右側にある「スイッチ」をタップします。

これでお休み時間モード中のグレースケールがオフになり、お休み時間モード中であっても、画面がモノクロにならなくなります。(「グレースケール」の右側にある「スイッチ」が左側に寄っている状態がオフとなります。きちんと左側に寄っている状態になっていなければ、もう一度「スイッチ」をタップし直してみてください)
クイック設定から該当するタイルを削除しておくことで誤った操作を防止することができる
お休み時間モード中以外で、気が付かないうちに画面がモノクロになってしまっていた場合は、クイック設定を誤って操作してしまった可能性があります。
クイック設定の誤操作を防止するには、クイック設定から該当するタイルを削除しておくのが効果的です。
クイック設定から該当するタイルを削除するには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

「クイック設定」が大きく表示されるので、左下にある「編集」アイコンをタップします。(「編集」アイコンは、上記のような鉛筆の形をしたアイコンになります)

「クイック設定の編集」画面が表示されるので、「クイック設定から削除したいタイル」を長押しします。

「クイック設定から削除したいタイル」を長押しすると、上記のように選択された状態になります。(タイルが選択された状態になると、上記のようにタイルが浮き上がった形に変化します。ここでは、該当のタイルが浮き上がった状態になっているか、きちんと確認しましょう)

「クイック設定から削除したいタイル」が選択された状態になったら、「削除するにはここにドラッグ」のところまで、ドラッグします。(ドラッグとは、該当のタイルを長押ししたまま、移動させることです。「削除するにはここにドラッグ」のところまで、指を離さずに移動させてみましょう)

「クイック設定から削除したいタイル」を「削除するにはここにドラッグ」のところまでドラッグすると、クイック設定から該当するタイルが削除されます。
クイック設定から該当するタイルが削除し終わったら、画面の左上にある「←」をタップします。

クイック設定の画面にもどるので、タイルを確認しましょう。
該当のタイルが削除されていることが確認できます。
クイック設定からタイルを削除しても必要になれば再び追加することができる
クイック設定から削除したタイルについては、必要になれば再び追加することができます。
削除したタイルを再びクイック設定に追加するには、

Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプします。

「クイック設定」が大きく表示されるので、左下にある「編集」のアイコンをタップします。

「クイック設定の編集」画面が表示されるので、「クイック設定に追加したいタイル」を長押しします。

「クイック設定に追加したいタイル」が選択された状態になったら、

クイック設定の配置したい場所までドラッグし、

指を離します。これで該当のタイルがクイック設定に追加されます。

画面の左上にある「←」をタップして、

クイック設定の画面にもどると、タイルが追加されていることを確認することができます。
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、白黒(モノクロ)になってしまった画面を元にもどす方法についてくわしく解説してみました。
この記事の内容をまとめてみると、
- まずは、「画面が白黒(モノクロ)になってしまった原因が何なのか?」について把握する。
- Androidスマホでは、複数の機能で画面を白黒(モノクロ)、もしくは白黒(モノクロ)に近い状態にすることができる点に注意。
- 「おやすみ時間モード」をオフにして画面を元にもどすには、Androidスマホの「ホーム」画面を上から下に2回スワイプ→「クイック設定」を大きく表示して「おやすみ時間モード」のタイルをタップと操作する。
- 「色反転」をオフにして画面を元にもどすには、Androidスマホの「ホーム」画面を上から下に2回スワイプ→「クイック設定」を大きく表示して「色反転」のタイルをタップと操作する。
- 「夜間モード」をオフにして画面を元にもどすには、Androidスマホの「ホーム」画面を上から下に2回スワイプ→「クイック設定」を大きく表示して「夜間モード」のタイルをタップと操作する。
- 「ダークモード」をオフにして画面を元にもどすには、Androidスマホの「ホーム」画面を上から下に2回スワイプ→「クイック設定」を大きく表示して「ダークモード」のタイルをタップと操作する。
- ユーザー補助の「色補正」については、「第三色弱」や「グレースケール」などを設定することで、画面をモノクロに切り替えることができる。
- ユーザー補助の「色補正」をオフにして画面を元にもどすには、「設定」をタップ→「ユーザー補助」をタップ→「テキストと表示」をタップ→「色補正」をタップ→「色補正を使用」の右側にある「スイッチ」をタップと操作する。
- 開発者向けオプションの「色空間シミュレート」を無効にして画面を元にもどすには、「設定」をタップ→「システム」をタップ→「開発者向けオプション」をタップ→「色空間シミュレート」をタップ→「色空間シミュレート」の「メニュー」が表示されるので、「無効」をタップと操作する。
- Androidスマホでは、おやすみ時間モード中であっても、画面をモノクロにしないよう設定することも可能。
- Androidスマホでは、おやすみ時間モード中であっても、画面をモノクロにしないよう設定するには、「設定」をタップ→「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップ→「おやすみ時間モード」をタップ→「カスタマイズ」をタップ→「グレースケール」の右側にある「スイッチ」をタップと操作する。
- クイック設定の誤操作を防止するには、クイック設定から該当するタイルを削除しておくのが効果的な方法となる。
- クイック設定から該当するタイルを削除するには、Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプ→「編集」アイコンをタップ→「クイック設定から削除したいタイル」を長押し→「クイック設定から削除したいタイル」が選択された状態になったのを確認→「削除するにはここにドラッグ」のところまでドラッグと操作する。
- クイック設定から削除したタイルについては、必要になれば再び追加することができる。
- クイック設定から削除したタイルを再び追加するには、Androidスマホの「ホーム」画面を、上から下に2回スワイプ→「編集」のアイコンをタップ→「クイック設定に追加したいタイル」を長押し→「クイック設定に追加したいタイル」が選択された状態になったかを確認→クイック設定の配置したい場所までドラッグと操作する。
となります。
Androidスマホの画面がモノクロになってしまった場合は、ぜひこの記事を参考にして、画面を元にもどしてみてください。
関連記事
- 【Androidスマホ】画面が薄暗くなってしまう場合の対処法
- 【Androidスマホ】画面の明るさが勝手に変わってしまう場合の対処法
- 【Androidスマホ】画面から発せられるブルーライトをカットする方法
参考
- Android ヘルプ Android スマートフォンで設定をすばやく変更する
- Android ヘルプ 就寝時のための設定
- Android ヘルプ Digital Wellbeing で Android スマートフォンの使用パターンを管理する
- Androidのユーザー補助機能 ヘルプ ダークモードと色反転
- Androidのユーザー補助機能 ヘルプ テキストとディスプレイの設定を変更する
- Pixel Phone ヘルプ 夜間に画面の色を変更する
- Androidユーザー補助機能 ヘルプ テキストとディスプレイの設定を変更する
※この記事で解説した内容は、Androidのバージョンや機種によって異なる場合があるので注意してください。
※この記事で解説した内容は、記事を更新した時点(2023年2月21日)のものになります。