この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、端末が勝手に再起動してしまう場合の対処法について詳しく解説します。
Androidスマホが勝手に再起動してしまう原因は?
Androidスマホを利用していると、何もしていないにもかかわらず、
- 端末が勝手に再起動してしまう。
- 端末が再起動を繰り返す。
- 端末の電源がシャットダウンしてしまう。
などの不具合が起こることがあります。
なぜ、こういった不具合が起こってしまうのでしょうか?
これらの不具合が起こってしまう原因としては、
- 端末が異常に熱くなっている。
- 最新のアップデートに対応していない。
- ストレージの容量が圧迫されている。
- バックグラウンドで起動しているアプリが多くなり過ぎている。
- Androidスマホが故障している。
などの理由が考えられます。
以下、こういった不具合が起こってしまう場合の対処法について、まとめてみました。
Androidスマホが勝手に再起動してしまう場合の対処法
Androidスマホの電源をオフにして放熱を行う
Androidスマホは、直接日光が当たる場所などで、ゲームアプリや動画アプリを利用していると、端末が異常に熱くなってしまう可能性があります。
端末が異常に熱くなることでAndroidスマホが不安定化し、勝手に再起動してしまう要因となってしまいます。
端末が異常に熱くなってしまった場合は、Androidスマホの電源をオフにして放熱を行うことが効果的です。
Androidスマホの電源をオフにするには、

端末の側面にある「電源ボタン」を長押しします。
「電源ボタン」を長押しすると、上記のような「メニュー」が表示されるので、「電源を切る」をタップします。
「電源を切る」をタップすると、自動的にAndroidスマホの電源がオフになります。
Androidスマホの電源がオフになったら、直接日光の当たらない日陰や室内などで放熱を行ってください。
どの程度の時間放熱を行えばいいかについては、ケースバイケースなので、自分でAndroidスマホを触ってみて、きちんと放熱されたと判断できるまでは電源を入れないようにしてください。(Androidスマホは電源がオフの状態から、端末の側面にある「電源ボタン」を長押しすれば、電源がオンになります)
注意点として、パソコンなどは排熱用のファンで内部温度を下げることができますが、Androidスマホは小型化や防水設計により、内部温度が下がりにくくなっています。
Androidスマホを放熱する場合は、十分な時間を取るようにしてください。
冷蔵庫に入れるなど急激に冷やすのはNG
Androidスマホが異常に熱くなってしまった場合、電源をオフにして放熱を行うことをすでに述べました。
しかし、「そんなことをするより手っ取り早く、冷蔵庫に入れるなどしてさっさと冷やしたほうがいいんじゃないのか?」という疑問が出てくるかもしれません。
結論から言うと、Androidスマホを急激に冷やす行為はNGです。
Androidスマホを急激に冷やしてしまうと、端末の内部で結露が発生してしまう可能性があります。(結露とは、水滴ができて付着することです)
Androidスマホの内部に結露が発生してしまうと、故障の原因となってしまいます。
Androidスマホの放熱を行う際は、自然なペースで冷ますのがベストです。
Androidスマホの電源をオフにして放熱しているときの充電もNG
Androidスマホの電源をオフにして、放熱しているときの充電もNGです。
「端末の電源をオフにして、放熱している間は特にやることがないから、充電しておこうかな」などと、ついつい思ってしまうかもしれません。
しかしながら、充電を行う=電力をバッテリーに供給する行為であり、せっかく放熱しているにもかかわらず、端末が冷めにくくなってしまいます。
Androidスマホの電源をオフにして放熱する際は、充電を避けるようにしてください。
最新のアップデートに対応する
Androidヘルプによると、Android OSやセキュリティ面のアップデートを行わず、最新のアップデートに対応していないと、Androidスマホが勝手に再起動してしまう要因となります。
アップデートを行わずに放置したままの場合は、最新の状態へアップデートしましょう。
Androidスマホを最新の状態へアップデートするには、

「設定」をタップします。
「設定」画面が表示されるので、「システム」をタップします。

「システム」の画面が表示されるので、「詳細設定」をタップします。

「詳細設定」をタップすると新しい項目が表示されるので、「システムアップデート」をタップします。

「システムアップデート」の画面が表示されます。
この画面の右下にある「アップデートを確認」をタップすると、現在利用しているOSよりもさらに新しいバージョンやセキュリティ面のアップデートがあるのかを確認し、さらに新しいOSのバージョンやセキュリティ面のアップデートがある場合はアップデートできるようになっています。
Androidスマホを最新のアップデートに対応させる詳細については、こちらの記事をどうぞ。
念のため、全てのアプリも最新バージョンへアップデートしておくべき
Androidヘルプによると、Android OSやセキュリティ面のアップデートだけでなく、全てのアプリも最新バージョンへアップデートしておくことを推奨しています。
全てのアプリをまとめて最新バージョンへアップデートさせるには、

Androidスマホの「ホーム」画面を開き、「Google Play」をタップします。

「Google Play」が開くので、画面左上にある「メニューアイコン」をタップします。

「Google Playのメニュー」が表示されるので、「マイアプリ&ゲーム」をタップします。

「マイアプリ&ゲーム」の画面が表示されます。
この画面で、「すべて更新」をタップすると、全てのアプリをまとめて最新バージョンへアップデートさせることができます。
Androidスマホで、アプリをアップデートさせる詳細については、こちらの記事をどうぞ。
ストレージの空き容量を増やす
使わなくなったアプリはそのまま、撮影した写真や動画はオンラインストレージを活用していないなど、何の対策もしないまま容量を増やしていくと、ストレージの容量が圧迫されてしまいます。
Androidヘルプによると、ストレージの容量が圧迫されると、Androidスマホが勝手に再起動してしまう要因となります。
ストレージの容量が圧迫されている場合は、当然ながらストレージの空き容量を増やすべきです。
まずは容量無制限のGoogleフォトを活用すべき
ストレージの空き容量を増やすには、まずはGoogleフォトを活用しましょう。
Googleフォトは撮影した写真や動画を、容量無制限でオンラインストレージにバックアップしてくれます。
撮影した写真や動画を自動的にバックアップするように設定して、ストレージ内の写真や動画は削除するようにしましょう。
撮影した写真や動画を自動的にバックアップするように設定するには、

「フォト」をタップします。

「Googleフォト」が開くので、画面左上にある「メニューアイコン」をタップします。

「Googleフォトのメニュー」が表示されるので、「設定」をタップします。

「Googleフォトの設定」画面が表示されるので、「バックアップと同期」をタップします。

「バックアップと同期」の画面が表示されるので、「バックアップと同期」の項目の右側にある「スイッチ」をタップします。

「スイッチ」をタップすると、上記のような画面となり、撮影した写真や動画を自動的にバックアップするよう設定されます。
Googleフォトで撮影した写真や動画をバックアップされるように設定すると、Wi-Fi接続時に撮影した写真や動画が自動的にバックアップされます。(Wi-Fi接続時に撮影した写真や動画がバックアップされる点に注意してください)
撮影した写真や動画がWi-Fi接続時にバックアップされたのを確認した後に、ストレージ内に保存してある写真や動画を削除します。
ストレージ内に保存してある写真や動画は、簡単に削除できるようになっており、

「バックアップと同期」の画面の左上にある「戻るアイコン」をタップします。

「Googleフォトの設定」画面に戻るので、「デバイスの空き容量の確保」をタップします。

「空き容量を〇〇〇MB増やす」という「メニュー」が表示されるので、「空き容量を〇〇〇MB増やす」という「青いボタン」をタップします。
これで、ストレージ内に保存してある写真や動画が削除されます。
さらに不要なアイテムをどんどん削除する
Googleフォトの活用の次は、不要なアイテムをどんどん削除しましょう。
Androidスマホでは、ほとんど使われないアプリなど、不要なアイテムをまとめて削除することができます。
不要なアイテムをまとめて削除するには、

「設定」をタップします。

「設定」画面が表示されるので、「ストレージ」をタップします。

「ストレージ」の画面が表示されるので、「空き容量を増やす」という青いボタンをタップします。

「アイテムを削除」の画面が表示されます。

この画面で、ほとんど使われないアプリなど、不要なアイテムをまとめて削除することができます。
さらにストレージの空き容量を増やすには?
Googleフォトの活用と不要なアイテムの削除、ストレージの空き容量を増やす効果的な二つの方法について述べました。
しかしながら、もっとストレージの空き容量を増やしたいという場合は、こちらの記事をどうぞ。
バックグラウンドで起動しているアプリを終了させる
Androidスマホでは、アプリを表示している状態で「ホームキー」をタップすると、アプリを非表示にすることができます。
この場合、アプリは非表示になるだけでバックグラウンドで起動したままの状態になります。
バックグラウンドで起動したままのアプリは、次に利用するときに素早く表示できるというメリットがあります。
しかし、あまりにも多くのアプリがバックグラウンドで起動したままだと、メモリを圧迫されてしまいます。
メモリが圧迫されることで端末が不安定化し、Androidスマホが勝手に再起動してしまう要因となってしまいます。
よく利用するアプリ以外で、バックグラウンドで起動したままのアプリについては、きちんと終了させましょう。
バックグラウンドで起動したままのアプリを終了させるには、

Androidスマホの「ホーム」画面を開き、画面を下から上にスワイプします。

画面を下から上にスワイプすると、「バックグラウンドで起動したままのアプリ」が表示されます。
この「バックグラウンドで起動したままのアプリ」は、下から上にスワイプすることで、きちんと終了させることができます。
どうやっても改善されない場合は?
Androidスマホが勝手に再起動してしまう場合の対処法を挙げてきましたが、どうやっても改善されない場合は、Androidスマホが故障している可能性があります。
Androidスマホが故障している場合、個人の力ではどうしようもありません。
Androidスマホを購入した販売店、契約した携帯電話会社のサポートなどに相談してみましょう。
あるいは、これを機会にスマートフォンの買い替えを検討してみるのもいいでしょう。
スマートフォンを買い替える場合は、わざわざショップに行く必要はありません。
インターネットから手続きを行い、無駄な時間や労力を節約しましょう。
まとめ
この記事では、Androidスマホを利用しているユーザー向けに、端末が勝手に再起動してしまう場合の対処法について詳しく解説してみました。
Androidスマホが勝手に再起動してしまう、再起動を繰り返す、さらには電源がシャットダウンしてしまうなどの不具合については、様々な原因が考えられ、対処法も多様化してしまいます。
ぜひ、この記事をじっくり読んでみて、最良の対処法を試してみてください。
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参考
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