Androidスマホのバッテリーセーバーとは?どんなデメリットがある?




本記事では、

  • Androidスマホのバッテリーセーバーとは?
  • どんなデメリットがある?
  • どんな効果が期待できる?

 

などについて解説します。

情報をすばやく知りたい方は、下記の目次から気になる項目をタップ(クリック)してください。

 

Androidスマホのバッテリーセーバーとは?

バッテリーセーバーとは、バッテリーを長持ちさせる機能のことです。

アプリや機能などの使用を制限して、消費する電力を抑えます。

バッテリーの残量が少なくなったとき、次にいつ充電できるかよくわからないときなど、様々な場面で活用することができます。

 

どんなデメリットがある?

バッテリーセーバーを使用すると、アプリや機能などの使用が制限されるというデメリットがあります。

具体的に制限されるものについては、以下の通り。

 

 

  • アプリでのコンテンツ(メールやニュースなど)の更新は、アプリを開いたときにのみ行われます。
  • 画面をオフにすると、位置情報サービスは停止します。
  • バッテリーの最適化をオフにしない限り、アプリはバックグラウンドで実行されません。
  • スマートフォンは「OK Google」を認識しないため、続けて会話することができなくなります。代わりに、毎回、Google アシスタント アイコン をタップします。
  • ダークモードがオンになります。
  • 通知が遅延することがあります。
  • ロック画面で時間や情報の常時表示がオフになります。
  • Active Edge 搭載の Google Pixel がスクイーズに反応しなくなります。
  • Pixel 3、Pixel 4、およびそれ以降の Google Pixel で、自動車事故検出がオフになります。
  • Pixel 4 で、Motion Sense がオフになります。
  • Pixel 4 以降の Google Pixel で、スムーズ ディスプレイがオフになります。
  • 5G 版 Google Pixel は 4G サービスに切り替わります。

引用元 バッテリー セーバーによる制限|Google Pixel ヘルプ

 

 

どんな効果が期待できる?

バッテリーを長持ちさせ、次に充電するまでの時間を引き延ばすことができます。

 

  • 次に充電できる状態になるまで、まだまだ時間がかかる。
  • 何らかの理由で、次にいつ充電できるかよくわからない。
  • できるだけ消費する電力を抑え、電気代を節約したい。

 

上記のようなパターンで、バッテリーセーバーの効果を享受することができます。

 

どこで設定することができる?

バッテリーセーバーを設定するには、以下の手順で操作を行ってください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をタップします。

 

上記の操作を行うと、「バッテリーセーバー」の画面が表示され、設定を行うことができます。

「バッテリーセーバー」の画面では、「バッテリーセーバーを使用する」の右側にある「スイッチ」をタップすることで、手動でオンオフの操作を行うことができます。

 

オンにするとどうなる?

バッテリーが長持ちする分、アプリや機能などの使用が制限され、使い勝手が少し下がります。

「どんなデメリットがある?」のところで書いた通り、具体的に制限される点はいくつかありますが、

 

  • 白い背景が黒くなる。(ダークモードがオンになる)
  • メールや SNS などの通知が遅くなることがある。

 

ユーザーがふつうに使っていて、「使い勝手が少し下がるな・・・」と感じるのは上記の2点くらいです。

ふつうに使っている限りでは、

 

  • 画面がオフの状態では、位置情報が停止される。
  • アプリがバックグラウンドで動作しない。

 

などといった細かい部分は、実感しにくいでしょう。

筆者の見解としては、バッテリーセーバーをオンにしても、使い勝手は少ししか下がりません。

 

常にオンの状態にしてもいても大丈夫?

大丈夫です。

バッテリーセーバーをオンにすることで、使い勝手は少ししか下がりません。

「使い勝手が少しくらい下がってもいいから、消費する電力を抑えたい」といった場合は、バッテリーセーバーを常にオンの状態にしておくといいでしょう。

 

バッテリーセーバーのオンとオフを切り替える方法

オンにする方法

バッテリーセーバーをオンにするには、以下の手順で操作を行ってください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をタップします。
  3. 「バッテリーセーバーを使用する」の右側にある「スイッチ」をオンにします。

 

白い背景が黒くなったら(ダークモードがオンになったら)、バッテリーセーバーがオンになっています。

 

オフにする方法

バッテリーセーバーをオフにするには、以下の手順で操作を行ってください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をタップします。
  3. 「バッテリーセーバーを使用する」の右側にある「スイッチ」をオフにします。

 

黒い背景が白くなったら(ダークモードがオフになったら)、バッテリーセーバーが解除されています。

 

自動的にオンにする方法

バッテリーセーバーを一定の条件下で自動的にオンにするには、以下の手順で操作を行ってください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」→「バッテリーセーバー」→「スケジュールの設定」をタップします。

 

「スケジュールを設定」の画面が表示されるので、ここから一定の条件下で自動的にオンになるよう設定してください。

選択できる一定の条件は、以下の通りです。

 

  1. 「スケジュールなし」→スケジュールは設定せず、バッテリーセーバーを手動でオンにできる。
  2. 「普段の充電パターンを基に自動でON(ルーティンに基づく)」→「あなたがいつも充電している時間」よりも早くバッテリーが切れる可能性がある場合に、自動的にオンになる。
  3. 「残量に応じて自動でON(残量に基づく)」→バッテリーの残量が一定の値に達したときに、自動的にオンなる。(一定の値については、自分で設定することができます)

 

自動的にオンにするには、②か③を選択しましょう。

毎日の充電パターン、もしくは残量、どちらに基づいて自動的にONにするかは、自分が使いやすいほうを選択しましょう。

 

バッテリーセーバーに関するよくある質問

バッテリーセーバー2

 

バッテリーセーバーに関する、よくある質問をまとめてみました。

 

オンの状態のまま電話をしても大丈夫?

大丈夫です。

バッテリーセーバーによってアプリや機能の使用が制限されますが、基本的な機能である電話についてはふつうに使えます。

こちらから電話をかけても、相手側から電話を受けてもまったく問題ありません。

 

どういう状態になれば解除されるの?

Androidスマホの充電を行い、充電率が90%を超えるとバッテリーセーバーがオフになります。

どの程度の充電率でバッテリーセーバーをオフにするのかについては、自分で設定することもできます。

自分で設定する場合は、以下の手順で操作を行ってください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」→「バッテリーセーバー」→「スケジュールの設定」をタップします。
  3. 「残量に応じて自動でON」もしくは「量に基づく」をタップします。

 

画面の下部に「スライダー」が表示されるので、充電率がどのくらいになったらバッテリーセーバーを解除するのか設定することができます。

 

似たような機能を持つ節電アプリは必要ですか?

Androidスマホにバッテリーセーバー、もしくはバッテリーセーバーに似たような機能が搭載されていれば、わざわざ節電アプリを使う必要はありません。

自分が使っているAndroidスマホの詳細を確認し、バッテリーセーバーやそれに準ずるような機能がない場合に限って、電力の消費を抑えてくれる節約アプリを検討するべきです。

自分が使っているAndroidスマホにバッテリーセーバーやそれに近い機能が備わっているのかよく分からないという場合は、製造メーカーの公式ウェブサイトを確認してみてください。

自分が使っているAndroidスマホの製造メーカーがまったく分からないという場合は、以下の手順で操作を行いメーカー名を確認してください。

 

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「デバイス情報」をタップします。
  3. 「モデル」もしくは「モデルとハードウェア」をタップします。

 

「モデル」もしくは「モデルとハードウェア」の画面が表示されるので、ここからメーカー名を確認してください。

Androidスマホの製品名のみが表示される場合は、その製品名を検索し、製造メーカーがどこであるのかを確認しましょう。

 

まとめ

バッテリーセーバー3

 

以上、Androidスマホのバッテリーセーバーについて、くわしく解説してみました。

この記事の内容を要約してみると、

 

  1. Androidスマホのバッテリーセーバーとは、バッテリーを長持ちさせる機能のこと。
  2. バッテリーセーバーを利用すると、アプリや機能などの使用が制限されるというデメリットがある。
  3. バッテリーセーバーを活用すると、バッテリーを長持ちさせ、次に充電するまでの時間を引き延ばす効果が期待できる。
  4. バッテリーセーバーは、「設定」アプリから細く設定することができる。
  5. バッテリーセーバーをオンにすると、バッテリーが長持ちする反面、使い勝手が少し下がる。
  6. 使い勝手は少しぐらい下がってもいいと言うのであれば、バッテリーセーバーを常に ON の状態にしていても大丈夫。

 

上記の6点になります。

 

この記事が、「Androidスマホのバッテリーセーバーとはどういうものなのか?」「どういったデメリットがあるのか?」という疑問を感じている人たちの役に立てばうれしいです。

当ブログでは、Androidスマホの疑問を解消するための記事を他にも投稿しています。

よかったら参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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参考

 

※この記事で解説した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があるので注意してください。

※この記事で解説した内容は、更新した時点(2023年5月19日)のものになります。

 

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筑波 遼(つくば りょう)
当ブログ(かんたんブログ)の運営者でAndroidスマホの愛好家。Androidスマホの使い方に困っている人のため、何とか役に立ちたいと記事を書いています。著書『Twitterの次のSNS 「Mastodon」入門』が工学社から発売中。